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映画監督の小林勇貴さんは4月28日、過去作の撮影現場で俳優が子役を実際に殴る行為があったことへの批判を受け、自身のInstagramアカウント上で謝罪文を掲載しました。
問題となっているのは2017年公開の映画「ヘドローバ」。当該シーンでは、当時中学生だった俳優の住川龍珠さんが馬乗りになった状態で頬を殴打され、髪をつかんで引きずられる様子などが撮影されていました。
YouTube上でメイキングが公開されていたことから、4月20日にTwitter上で批判が噴出(※動画は現在非公開)。小林さんが原案を務める新作映画「激怒」のプロデューサーが「まったくもって言語道断」だとして、同作のクレジットから小林さん外す発表をするなど、影響が広がっていました。
小林さんは撮影時の出来事について、当時未成年だった住川さんに対して心の傷を残すことになったことは間違いとして謝罪。問題が表面化する以前から「ずっと心に残っていた過去の罪が、世に出たという思い」だと明かした上で、これまできちんと謝罪をしてこなかったことについても反省をつづっています。
今後、本件の扱いについては、製作を担当したVICE MEDIA JAPANをはじめとする関係者と協議していく予定とのこと。
謝罪投稿では、批判拡散から謝罪までの時系列も掲載。住川さんに直接謝罪をするのに際し、被害者側の心情に配慮し、関係者を通じて連絡手段・内容を事前確認した上でコンタクトを取った過程を公開しています。
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