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過去の映画の「子役を殴る演出」に批判殺到 映画監督・小林勇貴さんのクレジットが映画「激怒」から削除(1/2 ページ)

「まったくもって言語道断であり、容認できようはずもありません」と「激怒」のプロデューサーはコメントしています。

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 映画監督、小林勇貴さんの過去の映画をめぐり、子役を実際に殴る演出が批判を集めている問題で、映画「激怒」のプロデューサー、森田一人さんが4月25日、小林さんを原案クレジットから外すと発表しました。

 問題となっているのは小林さんが監督を務めた2017年公開の映画「ヘドローバ」で、YouTubeで公開されている同作のメイキング映像が先週から批判の的になっていました。ケンカのシーンで子役を実際に殴る演出があり、子役が何度も殴られ、吐く場面に「演技や演出を超えた暴力」「許せない」と憤る声が多く上がっています。


問題となった演出(画像はメインキング映像から)

問題の場面に「恐ろしいものが撮れてしまいました」と話す小林さん。このあと「児童虐待撮りました」というコメントも(画像はメインキング映像から)

 森田さんはこの演出を「まったくもって言語道断であり、容認できようはずもありません」と切り捨て、自体を重く見て小林さんのクレジットを「激怒」から外すことに決定したとしています。


クレジット削除の報告(「激怒」公式Twitterから)

 小林さんは同作のプロットをまとめる作業に参加し原案としてクレジットしていたものの、演出(撮影現場)にはかかわっていないとのこと。

 森田さんは、小林さんから21日にクレジットを辞退したいとの連絡を受けたとしています。しかしその後小林さん側から公式見解が出ておらず、これ以上待つわけにはいかないためクレジットから外したことを報告したと説明しています。

 現時点で小林さんから公式コメントは出ていません。また「ヘドローバ」プロデューサーの西村喜廣さんはこの件について直接言及していないものの、子役へのビンタを厳しく批判した俳優に対して「キャンセルカルチャー辞めなさい」「あんたもうただの加害者」などと書いたツイートをリツイートし、“いいね”しています。

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