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書店のシャッターに貼られた「閉店のお知らせ」のまわりに、お客さんが寄せた感謝の言葉がいっぱい――。物悲しくも心温まる光景に感動の声が上がっています。
写真家のtakeru aotani(@tak_eru)さんが、近所で撮った1枚。その書店には、店主の急逝による閉店を告げたお知らせが、遺族の名義で掲示されていました。
貼り紙によると、お店は亡き店主の母の代に始まり、営まれること70年以上。「長い間お疲れ様でした」「小さいころからお世話になりました」「お元気な姿を拝見するたび元気をもらっておりました」「100歳近い母から3代に渡り本を買いにいっていました」など、まわりに貼られたたくさんのメッセージが、地元で愛され続けた歴史を物語ります。
写真はTwitterで広まり、Twitterでも地元住民からの感謝の言葉や、消えゆく書店の姿を悲しむ声など、大きな反響を呼んでいます。
編集部は書店への取材を試みましたが、既に店の電話番号は使われていませんでした。
画像提供:takeru aotani(@tak_eru)さん
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