材料3つでできる“ミルクもち”が「おいしそう」「作ってみたい」とTwitterで話題です。冷たくて、甘くて、癒やされそう。というわけで、さっそく作ってみました。
レシピを投稿したのは、喫茶トラノコクさん(@toranocoku)。SNS上で営業中の、空想上の喫茶店です。Twitterには“こんなお店があったらいいな”と思える写真がいっぱい並んでいます。そんなレシピを集めた『おうちで楽しむお菓子の本』も7月に発売予定とのこと。
喫茶トラノコクさんが紹介したレシピは、材料も少なく簡単そうです。実際にやってみましょう。
【ミルクもち】
牛乳 200ml
片栗粉 大さじ3
砂糖 大さじ3
1. 材料を火にかけて混ぜ続ける。※片栗粉は少量の牛乳で溶いておく。
2. とろみがついたらすぐに火を止めて混ぜる。
3. 絞り袋にいれて、水の張ったボウルに細かくしぼって熱をとったら完成
まず、牛乳、片栗粉、砂糖をよく混ぜ合わせます。先に片栗粉を少量の牛乳で溶いたところ、溶け残りがないかどうかがわかりやすくていい感じでした。
よく混ぜたら火にかけます。加熱している間もへらで混ぜ続けましょう。しばらくすると、突然とろみがついてきます。ここでへらをスピードアップ。すぐに火を止めて、その後も混ぜ続けましょう。けっこう硬いので上腕二頭筋が覚醒しそうになります。あまーいホットミルクの香りが立ってきます。
ボウルに氷水を張っておきましょう。先ほど混ぜたものを絞り袋に入れ、水中で絞り出します。しかーし、この作業がすこぶる難しいのです。Twitterのリプライ欄を見ると、“特級呪物”を生み出している人もいて安心しました。筆者も同様、笑うしかない状況となりました。
100円ショップの絞り袋を買ってきたのですが、よくみたら生クリーム用でした。付属の口金が小さいんです。使わないでやってみたところ、にゅるっと出して指で切ろうとしても、うまくできません。長かったり、短かったり、多様性あふれるダイバーシティなミルクもちが出来上がりました。
そのまま氷水に浸しておき、冷えたら完成です。まあ、お皿に盛ってしまえば、いびつな形は気になりません。きな粉をかけてしまえば、なおさらです。胃に入れば同じ! ちゃんとおいしそうなミルクもちができました。
さっそく食べてみます。口に入れた瞬間、「夏だーーーー!」と叫びたくなりました。冷たいおもちが、お口の温度を下げてくれるのです。食感はわらび餅そのもの。ミルクの甘みが原宿っぽさを生み出しています。間違いない。これを喫茶店で食べたら幸せになれます(確信)。
せっかくなので、絞り袋を使わない方法でもやってみました。少々濡らした四角い容器にミルクもちを入れ、容器ごと氷水で冷やします。ちなみに冷蔵庫で冷やしてみたところ、食感が変わってしまったのでおすすめしません。
冷えたら、容器をひっくり返します。すると、ミルクもちが「むにょーーーーっ」と落ちてきます。こちらを濡らした包丁で切れば、四角いミルクもちが出来上がります。
食べてみると、多少食感が違うようでした。絞り袋のミルクもちがお気に入りの喫茶店の味だとするならば、四角いミルクもちはコンビニスイーツっぽさが出ている気がしました。けれども、“気がする”レベルです。そもそもコンビニスイーツもおいしいものですし、このやり方でも十分楽しめると思います。
個人的には、けっこう甘さ強めのレシピだと感じました。きな粉に甘みは不要かなと思います。けれども、それは好みにもよるでしょう。思うがままにトッピングして楽しめばいいと思います。30分もあれば作れますので、夏が終わらないうちに、ぜひ。
(高橋ホイコ)
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