「夏休み最終日に世界をバグらせて8月32日へ行く」――そんなどこか懐かしさも覚える世界観のゲーム風イラストが、「怖いけど好き」「こういうゲームやりたい」とTwitterで人気を集めています。
背景イラストレーターでコンセプトアーティストの清井fen(Shizui fen/@fen_fen_fen_fen)さんが投稿した作品。架空のゲームのコンセプトアートで、主人公の男の子が存在しないはずの“8月32日”に行くストーリーが4枚で描かれています。
最初は「やった!これで宿題もしなくていいしずっと遊べるぞ!」と喜んでいましたが、徐々に世界の異変に気づき、「やっぱり正常な世界に戻りたい」と願う男の子。あり得ない景色や、文字化け、様子がおかしい友だちの姿など、バグでじわりじわりと変化していく日常に恐怖を感じます。
ラストの男の子のセリフが完全にバッドエンドだこれ……。
コメントでは「こういうのゾクゾクして最高」「すごく面白そう!」の声が上がり、「本当にゲーム画面かと思った」「このゲームはどこでやれますか!」と実際にプレイしたいといった声も寄せられ話題になっています。
またソニー・コンピュータエンタテインメントから2000年に発売された、プレイステーション用ゲーム「ぼくのなつやすみ」の有名なバグを思い出す声も多くみられました。清井fenさんも同ゲームのバグが好きで、参考にしつつホラー感を意識して描いたとのことでした。
清井fenさんは他にも、美しいファンタジー世界や、神聖な自然の風景、不穏な雰囲気の日常など、さまざまな背景イラストや架空のゲームのコンセプトアートを投稿。作品はTwitterやpixivで見られます。
画像提供:清井fen(@fen_fen_fen_fen)さん
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