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横浜市のみなとみらい地区で保存・展示されている国指定の重要文化財「帆船日本丸」の船体維持・修繕などに向けたクラウドファンディングが始まりました。
帆船日本丸は1930年建造の船員養成のための練習帆船で、1984年の引退後は横浜港のシンボルとして係留し保存・展示されています。2017年9月には国の重要文化財に指定されました。
2018年度にはドックの海水を全て抜き、帆船日本丸の船底を含めた大規模修繕を行いましたが、木製部分の腐食や鉄製部分の錆びつきなどがみられ、継続的な維持修繕が必要となっているのが現状です。
また帆船日本丸の航海活動を記録した日誌についても、経年による損傷が激しいものが多く、これ以上劣化が進む前の修復作業が急務となっているといいます。
クラウドファンディングは帆船日本丸を管理する帆船日本丸記念財団が実施。第1目標額を300万円として、11月18日まで支援を募ります。寄付はクラウドファンディングサイト「READYFOR」で5000円から受け付け、コースに応じた返礼品も用意しています。目標額に達成した場合、その寄付金は2冊目以降の日誌修復費用や船体の維持修繕費用に充てられます。
(大泉勝彦)
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