ボードゲーム製作者が企画した「両親の金婚式」を紹介したツイートが話題に。「めちゃ素敵」「こんな素敵な金婚式したいな」と称賛の声が寄せられています。
投稿したのは、ボードゲームの製作者として数々の賞を受賞しているかわぐち(@guchi_fukui)さん。ツイートでは、金婚式会場のセッティング、参加者の気持ちを和ませるためのミニゲームなど、企画のポイントとなる細やかな配慮を紹介しました。
中でも特に参考になるのが、「孫がたのしいと祖父母もたのしいはず」というコンセプト。孫に親戚の顔シールを集めさせ家系図を完成させるミニゲームや、祖父母の人生を振り返るクイズ企画など、子どもが飽きることなく夢中になれるよう設計されています。
結果として、祖父母だけでなく参加者全員が大満足。最後には親戚から「あたたかい空間だった。ありがとう」と感謝の言葉をかけられたとのこと。
笑顔があふれる金婚式の様子に、Twitterでは「めちゃ素敵」と感動した人が続出。「自分の両親にもこんな素敵な金婚式したいな〜」と企画に感化された人からのコメントもありました。
編集部では、かわぐちさんに今回の金婚式企画の裏側について話を聞きました。
――金婚式の企画はどのように考案されたのでしょうか
かわぐちさん:企画については私が考え、妻に相談して「もっとこうした方がいいんじゃないの」とアドバイスをもらいブラッシュアップしました。
――ボードゲームを製作されているとのことですが、ゲーム製作が企画作りに役立った部分はありますか
かわぐちさん:ゲーム製作から学んだことはたくさんあります。まず、どんな集まりでも「自分が発言した方が満足感が高い」ということがあります。そこで両親や親戚にできるだけ質問し、本人からいろいろと話してもらえるようにしました。
また、同席している人たちを知らないと怖い、誰がいるのか分かってはじめて「安心感」が生まれるということがあります。なので「会場にいる人たちが誰なのか」が分かる親戚の顔シールを集める企画を実施しました。
――当日の実施の際に特に気をつけたことや心掛けたことはありますか
かわぐちさん:当初の計画にこだわるのではなく、会場の雰囲気に合わせた臨機応変な対応を意識しました。一番大切なのは、主役である両親によろこんでもらうことです。できるだけ「両親が孫たちに自分のことばで話をできる状況」が生まれるようにしました。
――同様の集まりを企画している人にアドバイスをお願いします
かわぐちさん:仕事のセミナーなどでは参加者に非協力的な人がいる場合もあるかもしれませんが、身内だけがあつまるお祝い事では基本的に「みんなが協力的」です。司会経験などのない私でも、みなが協力して場を盛り上げてくれました。
ぜひみなさんもお祝いする機会があれば、みんなで楽しい時間をすごせる場をセッティングしてみてください。お祝いをしてもらった人はもちろん、企画をした人もめちゃくちゃ幸せな時間を過ごすことができると思います。
かわぐちさんは、「ちゃがちゃがゲームズ」名義でボードゲームを製作・販売。クラウドファンディングで1322%の資金調達を達成した「ZENタイル」や、メディアで多数紹介された「キャラホメ ソロ」などを手掛けています。
画像提供:かわぐち(ちゃがちゃがゲームズ)(@guchi_fukui)さん
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