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デビュー作のサイン会に2人しか来なかった――米国の作家の悲しいつぶやきに、同じような悲しい思い出のある作家からのリプライが集まる事態となっています。中にはあの巨匠も。
悲しみのツイートを投稿したのは、チェルシー・バニングさん。今年の夏にデビュー作となる大人向けファンタジー小説『Of Crowns and Legends』を出版しました。バニングさんは12月上旬、こんなツイートを投稿。
「昨日のサイン会に2人しか来なくてすごくへこんだ。行くと言ってくれた人が37人いたのに。正直ちょっと動転してて、少しばつが悪い」
ツイートは8万いいねを集め、同じような体験をした作家からのリプライもいくつも寄せられました。「あなただけじゃない。初めて本を出版したときに出版社が発表会を開いたけど、来たのは3人だった。2人は友達の記者で、もう1人は私の負け犬っぷりをゴシップ記事にした記者だった」「私も。サイン会に誰も来なかった。接着テープを買いたくて手助けを求めた人以外は」「書店でサイン会をやったときに誰も立ち止まらなかった。ついに高齢の男性が足を止めたと思ったら、旗を売っているのか聞かれた」などなど……。
さらにはホラーの巨匠スティーブン・キングさんも『呪われた町』の最初のサイン会に来たのが太った子ども1人で、その子に「どこにナチスの本があるか知ってる?」と聞かれたことをリプライにつづっています。
さらにキングさんは自身のTwitterでバニングさんの次のサイン会を告知。バニングさんは「言葉が出ない」と感激のコメントを投稿しています。
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