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「トンネル内で火災に遭遇」どうすればいい? ドライバー全員必見、高速道路「緊急時の避難」の仕方(1/2 ページ)

「避難を最優先で」。帰省や旅行で高速道路を使う人はぜひチェックです。

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 トンネルで「火災」に遭遇したらどうする──? クルマを使う機会が増える、また普段あまりクルマに乗らないドライバーも増える帰省ラッシュ期に向け、阪神高速が「高速道路トンネル火災発生の緊急時」のための避難シミュレーション動画を公開しました。もしものときに備え、ドライバーの皆さんは家族のため、自身のためにぜひチェックしておきましょう。

追突事故で火災が発生!
トンネル内で火災に遭遇! こんなとき、どう避難すればいい?(阪神高速道路株式会社公式チャンネルより、以下同)
追突事故で火災が発生! トンネルには300メートルごとに非常口がある。50メートルごとに設置される「誘導表示」で最寄りの非常口までの距離が分かる 50メートルごとに消火栓、消化器、押しボタン通報装置、非常電話をまとめた「非常用設備」も備える。「避難が最優先ですが、状況に応じてこれらの設備も使ってください」 非常口から外へ避難する。非常口の中は安全な空間になっていて、煙が入ってこないようになっている 非常口から外に出られる。出口には現在地の地図も備わる
【阪神高速】トンネル内で火災に遭遇したら(YouTube/阪神高速道路株式会社公式チャンネル)

 動画では「渋滞するトンネル内で火災に遭遇したとき」を想定して、「安全な場所まで避難する流れ」とトンネルに設置される非常時設備を分かりやすく解説しています。

 トンネル内で車両火災が発生──。火災検知器、監視カメラにより道路の交通管制室が瞬時に把握し、消防への通報と避難のための非常用設備を稼働させます。

 一般車の最優先事項は「避難」です。クルマは消防車などの通行を妨げないよう「端」へ寄せてエンジンを止め、サイドブレーキをかけて、「キーを残したまま」避難します。

トンネルには300メートルごとに非常口がある。50メートルごとに設置される「誘導表示」で最寄りの非常口までの距離が分かる
トンネルには300メートルごとに「非常口」がある。50メートルごとに設置される「誘導表示」で最寄りの非常口までの距離が分かる

 トンネルには300メートルごとに「地上/外へ出られる非常口(緊急避難路)」があります。50メートルごとに非常口への距離を示した「誘導表示」、煙で視界が悪くなっても非常口への方向を見誤らないように点滅して進むべき方向を示す「非常用誘導ランプ」が備わっています。最寄りの非常口を目指して避難しましょう。

 50メートルごとに消火栓、消化器、押しボタン通報装置、非常電話をまとめた「非常用設備」も備えます。まず避難が最優先ですが、状況に応じてこれらの設備も使ってください。

50メートルごとに消火栓、消化器、押しボタン通報装置、非常電話をまとめた「非常用設備」も備える。「避難が最優先ですが、状況に応じてこれらの設備も使ってください」
50メートルごとに消火栓、消化器、押しボタン通報装置、非常電話をまとめた「非常用設備」も備える。「避難が最優先ですが、状況に応じてこれらの設備も使ってください」
非常口から外へ避難する。非常口の中は安全な空間になっていて、煙が入ってこないようになっている
「非常口」から外へ避難する。非常口の中は安全な空間になっていて、煙が入ってこないようになっている

 非常口と内部の避難路は安全な空間になっていて、煙が入ってこないようになっています。非常口から地上/外へ出られます。

非常口から外に出られる。出口には現在地の地図も備わる
非常口から外に出られる。出口には現在地の地図も設置される

 「トンネル内で火災に遭遇したときは、逃げることを最優先としてください」としています。もしものときに備え、ドライバーの皆さんは家族のため、自身のためにぜひチェックしておきましょう。

(カナブンさん)

首都高のトンネル防災 「トンネル内で火災に遭遇したら…」(YouTube/首都高速道路株式会社公式チャンネル)



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