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「味や食感、火の入り方までほぼ卵」「企業努力に涙がでる」 卵を食べられない人のための代替食「HOBOTAMA」に注目集まる(1/2 ページ)

キユーピーを取材しました。

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 卵を食べられない人のための代替食「HOBOTAMA(ほぼたま)」が「火の入り方までほぼ卵」とTwitterで注目を集めています。開発元のキユーピーに発売までの経緯を聞きました。

HOBOTAMA商品外観HOBOTAMAで卵とじをしているところ 火の入り方も卵(画像提供:店主さん)

 話題のきっかけは、Twitterユーザーの店主さん(@cafebarasso)。卵アレルギーの娘のためにHOBOTAMAを購入したところ、味や食感だけでなく火の入り方までほぼ卵だと驚いたのだそうです。飲食業を長くやっているという店主さん。本職の人のお墨付きとはすごい。

加熱用液卵風スクランブルエッグ風 キユーピー「HOBOTAMA」。現在は市販用で「加熱用液卵風」「スクランブルエッグ風」の2種類を販売(画像はプレスリリースより)

 店主さんは「卵アレルギーの人がいる家庭でマジで使ってみてほしい! 企業努力に涙がでるわ…!」と絶賛。投稿がTwitterで拡散すると、リプライには「卵アレルギーの旦那が半熟卵の料理食べてみたいっていってたから買う!」「卵アレルギーの23歳彼氏に人生初の卵入りチャーハン作れた〜」などアレルギーで悩む人からの注目が集まりました。

HOBOTAMA調理例・オムレツ オムレツ・「加熱用液卵風」を使用(画像はプレスリリースより)

 「HOBOTAMA」開発の経緯について、キユーピーを取材しました。

―― HOBOTAMAを開発した理由を教えてください

キユーピー: 卵のおいしさと魅力をさまざまな事情で食べられない方にもお届けしたい、また多様化する食のニーズにお応えしたいとの思いで開発しました。

―― 開発にあたって苦労した点は

キユーピー: 当商品の開発にはキユーピーグループが培ってきた卵の加工技術を生かしていますが、「スクランブルエッグ風」のHOBOTAMAは、卵が大好きな開発担当者が納得する食感に仕上げるまでに試作を139回重ねました。

 「加熱用液卵風」では、熱で固まる性質を再現するために苦労しました。今回、Twitterで調理のプロの方に「熱の入り方が卵そのもの」とおっしゃっていただき、開発担当者がとても喜んでいました。

―― 売れ行きや評判はいかがでしょうか

キユーピー: HOBOTAMAは2021年6月に業務用として発売しましたが、一般向けにも販売を希望する声をたくさんいただき、2022年3月に市販用で2品販売を開始しました。現在は安定してお買い求めいただいている状況です。

―― 現在は通販のみですが、店頭販売の予定はありますか

キユーピー: お客様のニーズにあわせて今後検討していきます。


 オムレツや卵焼きのような料理はもちろん、パンケーキやクッキーなどのお菓子作りにも使用できるとのこと。商品はキユーピーが運営する通販サイト「Qummy」やAmazonなどでも購入できます。

高橋ホイコ

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