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「牛乳アレルギーだけどフルーチェ食べたい!」 → 「豆乳でも作れます」 ハウス食品の神対応、“豆乳フルーチェ”について広報に聞く

今日はフルーチェ買って帰ろう〜。

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 牛乳アレルギーの人が「フルーチェを食べたい」とハウス食品に問い合わせたところ、お客様相談センターから、豆乳でも作れる方法を丁寧に回答してもらったというツイートが話題になっていました。



 お問い合わせをした世代交TAIさんの質問には「カルシウムが牛乳程度含まれている(100mlあたり110mg前後)豆乳であれば、フルーチェの食感とは異なりますが、冷蔵庫で1時間ほど冷やせば、固まります」という回答があったそうです。そこで、編集部でもハウス食品の広報の方にいくつか質問をしてみました。


フルーチェ01 豆乳でも作れると回答 画像提供:世代交TAI(@sedaikoutai)さん


――豆乳で本当にフルーチェが作れますか?

 フルーチェは牛乳の“カルシウム”と“食物せんい”の反応で独特のプルンとした食感をお楽しみ頂ける製品です。

 残念ながら、豆乳には、牛乳ほどのカルシウムが入っていないものが多く、牛乳のように固まりません。パッケージにも豆乳では固まらない旨を記載させていただいております。豆乳に含まれるカルシウム量の範囲が広く、全ての豆乳での確認が難しいため、固まらない! 失敗した! と残念な気持ちになることを懸念しており、パッケージやサイトでのご案内は行っておりません。

 ただし、牛乳と同程度のカルシウム量が入った栄養推しの豆乳も発売されてきていますので、「アレルギーなどがあるけどどうしても食べたい!」とわざわざお問い合せくださるお客様には、誤解のないようにお伝えできる環境で“フルーチェとは違う食感ではありますが、 しっかりと冷やすと固まる”というご案内をさせていただいております。

――フルーチェのサイトではペクチンと牛乳カルシウムがフルーチェを固める秘密だと紹介されていますが、Twitterで紹介されていた回答にあるように100mlに110mgほどのカルシウムが含まれている水分、例えば、水にカルシウム粉末を溶かしたものなどであれば、フルーチェは固まりますか?

 牛乳のカルシウムでおいしい食感・味に固まるように、製品を作っています。また、カルシウムには炭酸カルシウムや乳酸カルシウムなどいろいろな種類があります。そのため、牛乳と同程度のカルシウムを水に溶かしたとしても固まらず、そこにフルーチェの秘密があります。

 ただ、フルーチェの食感・固まり具合とは違い、ゼリー、ジュレのような状態に近いですが、しっかりと冷やせば固まる可能性はあります。

 今まで、牛乳で最もおいしくできることを追い求めていましたが、牛乳と同程度のカルシウムで、牛乳とは違うけれどおいしいものがあるかもしれない! と気付かせて頂きました。牛乳と生クリームを混ぜておいしくできるフルーチェムースなど、牛乳以外でもおいしくできるものがあるので、今後、いろいろと研究していきたいと思います。

――ありがとうございました。


 ちなみに、「アレルギーではないけれど牛乳が苦手」という方には、果実の濃厚なおいしさが楽しめる、「濃厚マンゴー」「濃厚ブルーベリーブドウ」がおすすめだそうです。

 研究を重ねて開発したフルーチェのあのプルプル感と味を作るために重要なのは、やはり牛乳。豆乳でも作れますが、食感は同じようにはならないとのこと。フルーチェを作るのは「牛乳」であることは大前提として、アレルギーや苦手な方にも、食べられるように、フルーチェを製造している本家であるハウス食品が他の食べ方を提案してくださるのはありがたいですね!


※掲載時110gとしていましたが110mgの間違いでした。修正してお詫びいたします。(追記修正:8月25日14時48分)


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