Twitterに薄切りキュウリに見える不思議なクラゲの姿が投稿され、その不思議な見た目と動きに驚く人が続出しています。記事執筆時点で、投稿には1万5000件を超える“いいね”が寄せられています。
ある日、投稿主である水中写真家の高縄奈々さん(@Aduncus7)は全力で泳ぐ不思議な生き物に遭遇しました。その姿をよく見ようと近づいたところ、その生き物は急に「スンッ……」と動かなくなってしまったのです。
高縄さんが遭遇した摩訶不思議な生き物の名前は「オビクラゲ」。オビクラゲは名前に“クラゲ”と付いているものの、有櫛(ゆうしつ)動物に分類される「クシクラゲ」の1種であり、厳密に言うとクラゲではない(クラゲは刺胞動物に分類される)のだそうです。
このときなぜオビクラゲが動かなくなってしまったのか、詳しい理由はわかりません。しかしオビクラゲの様子や撮影されたときのシチュエーションから考えると、何かが接近する気配を感じて慌てて海藻に擬態したのかもしれません。
なおオビクラゲは最大で体長150センチに達する大型のクシクラゲで、英語ではその美しさから「Venus girdle(ヴィーナスの帯)」と呼ばれているそうです。長期間の飼育が難しいため水族館で見かけることも稀であり、あまり研究が進んでいないとのこと。貴重な姿を捉えたのですね。
なんとも不思議なオビクラゲには、「漂う海藻に擬態したんでしょうか、なんかかわいいですね」「字書いてあるような模様で面白ですね!」といった、たくさんのコメントが寄せられています。
高縄さんはTwitter(@Aduncus7)とInstagram(@nana_takanawa)、ホームページに、撮影したイルカやクジラの写真&動画を投稿中。野生で生きる水中の生き物たちが気になる人は、遊びに行ってみると良さそうです。
画像提供:水中写真家 高縄奈々(@Aduncus7)さん
(三日月 影狼)
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