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牛を蹴ったり殴ったりする動画拡散 島根県「激しい痛みを与える行為で考えられない」(1/2 ページ)

島根県警察らも動物愛護法違反の疑いで捜査。

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 男性が乳牛を蹴ったり殴ったりする動画がSNS上で拡散され、批判の声が高まっています。島根県の畜産課はねとらぼ編集部の取材に対し、該当の動画が撮影された大田原農場に立ち入り調査のうえ指導したと説明しました。島根県警察らも動物愛護法違反の疑いで捜査しているということです。

男性が乳牛をロープで縛ったり蹴ったりする動画 島根県警察 画像は大田原農場 Facebookより

 問題の動画は2つあり、いずれもTikTokに投稿されたもの。一方の動画では、牛舎のなかで従業員の男性が乳牛の顔や体を複数回蹴ったり、ロープで力強く縛ったりする様子が映されていました。もう一方の動画では、男性が牛をロープで力強く縛ったり押さえつけたりするだけではなく、殴る蹴るの暴行も確認されています。いずれの動画でも、牛は必死に抵抗していており、SNS上では批判の声が上がりました。

男性が乳牛をロープで縛ったり蹴ったりする動画 島根県警察 画像はTwitterより

 畜産課の担当者は、ねとらぼ編集部の取材に対し、6月11日に同県の動物愛護を担当部局とする健康福祉部薬事衛生課に連絡があり、薬事衛生課を通じて該当動画について把握したと説明。翌日の6月12日には、県職員が事実確認のため、農場に立ち入り調査したと述べました。農場主は該当動画を自社の従業員が自撮りで撮影したものだと認め、すでに該当従業員には出勤停止処分をくだしたということです。

 担当者は「激しい痛みを動物、家畜に与える行為であり、普段では考えられない行為だと考えている」と言及。立ち入り調査の際、県職員が適切な管理をするように指導したと述べています。今後は調査の結果を踏まえて新たな対応を検討ほか、県内の畜産農家にあらためて啓発を呼びかける予定だと明かしました。

 なお、ねとらぼ編集部では大田原農場に今後の対応などについて問い合わせ中です。

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