―― オリ姫デーのコンセプトを“アイドル”にしたのはなぜでしょうか。
宣伝グループ:選手登場曲など球場にはいつも音楽が流れており、もともと野球と音楽は相性も良いです。「自分の好きなアーティストの曲をオリックスの選手が使ってくれている!」というきっかけで、チームや選手に興味を持ってくださる新たなファン層の流れもSNSから感じていました。
今回のアイドルのイメージは、ドーム規模のライブを開催しているアイドルグループたちから着想を得ました。パステルカラーが似合う王道アイドルのキラキラ感も、クールなキメ顔のモノクロイメージも、両方とも選手イメージに合っていたため、キュートとクールの2ユニットを創ることに決めました。
優勝効果もあり、年々チームや選手への注目度も高まっているのを実感しています。新しく野球やバファローズに興味を持っていただいた“ビギナーオリ姫”に、うまくリーチできてSNSで拡散したくなる「キュン」となる企画を検討していました。“アイドル”コンセプトは、ちょうど「推し活」層に刺さったのかな、と思っております。
―― グッズ開発担当の方は、応援していたアイドルのことを思い出しながらラインアップを考えたとのことですが、アイドルファン目線でのこだわりを教えてください。
MD企画グループ:「もし私がファンだったらどんなグッズが欲しいか?」という目線でラインアップやデザインを考えました。
また、ファンは“推し”のいろんな顔を見たいと思うので、できるだけ多くのカットを使うことを心掛けました。引きよりも寄りの方がドキドキ感を演出できるので、フォトやクリアファイルに使用する写真はサイズ感にもこだわっています。
―― グッズに使用されている選手の写真撮影について、ポージングなどのこだわりを教えてください。
宣伝グループ:“アイドル”撮影は、ポスターやSNS、グッズ展開なども考慮しながら進めておりました。ユニフォーム姿でのビシッとした表情とは大きく異なり、オリ姫デーの撮影では普段試合で見せることのない表情を全面に出せればと思っています。
各コンテンツで展開するので同じものばかりにならないように、できるだけ多くポーズやカットを撮り、初出しのカットなどでSNSの話題やグッズ販売への期待値の高まりにつなげることができました。
今回の撮影では、カメラマンやスタイリストさんとも「キュート系」「クール系」のイメージを共有し、雑誌などを参考にしてスタイリングやポーズを決めて、衣装はなんと韓国まで買い付けに行っていただきました!
時間のない中、選手には撮影の協力をいただいており、メイクや衣装を進めていくと「恥ずかしいなあ」と言いながらもみなさん見事に“アイドル”に変身いただけ、あのビジュアルが完成いたしました。毎回、やるからにはとことんリアリティーを求めています! 特に今回は“アイドル”コンセプトなので、いつも以上にメイクや衣装、アクセサリーにも力が入りました。
オリックスはこれまでにも、「有休使って来たよ!」タオルなどユニークなグッズが話題になりました。2023年のオリ姫デーは終了しており、「好評につきすでに販売終了しているグッズが多数ある」とのことですが、新グッズの展開や2024年のオリ姫デーにも期待が高まります。
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他の現場でも使えそう。