そして次に行われたのが「奄美のノネコ問題セミナー」。環境省は2018年7月、「ノネコ管理計画」として、ノネコの捕獲計画を策定。ノネコとは、山に入りエサを調達し自立している猫のことを指し、鳥獣保護管理法では狩猟鳥獣に該当します。同計画では島内の在来生物を捕殺するとされているノネコの個体数を管理するため、捕獲等を進めています。
登壇したのは捕獲されたノネコを里親につなげるために活動している団体「NPO法人ゴールゼロ」の理事・墨田由梨さんと会員・服部由佳さん。1匹でも多くのノネコにずっとのおうちが見つかるように、この計画と保護ノネコのことを知ってもらいたいと語っていました（あまみのねこひっこし応援団！）。
24日最後のステージは、本日のメインイベントといっても過言ではない、愛猫家で知られる藤あや子さんのトークショー。ステージ付近は席を求めるお客さんでごった返し、立ち見の人もたくさん！ 和装か？ 洋装か？ と客席がワクワクする中、すっきりとしたパンツスタイルで登場した藤さん。「和装じゃなくてごめんなさいね〜」と会場の気持ちをくみとったごあいさつから軽快なトークがスタート。
ネコリパブリック代表・河瀬さんとのトークでは、子どものころ捨て猫を拾ったことから始まった猫人生、現在の保護活動のお話、SNSでも大人気のマルくんとオレオちゃん（@fuji_ayako）／（@maru0reland）をお迎えしたきっかけ、日常についての猫あるあるな楽しいお話を繰り広げていました。メスのオレオちゃんは夫と私では態度が違う！ と嘆いていたあや子さんに、客席からは「分かる分かる」という同意のうなずきがたくさん見られたのでした。
最後はふにゃっしー、ニャジロウ（@nyappage）／（秋田県）、にゃかつがわくん、向嶋言間姐さん（@kototoine_san）／（東京都墨田区）の4匹（？）のゆるキャラとあや子さんの撮影会と化したステージ。ゆるキャラに囲まれてうれしそうなあや子さん、自由気ままなふにゃっしーに手を焼きながら、楽しいステージは幕を下ろしました。
猫好きによる猫好きのための猫好きが集まるイベント「ネコ市ネコ座」。たくさんの来場者や、猫グッズの出展者、イベントを作り上げるスタッフやゲスト、一人ひとりの保護猫への愛を感じ、あたたかい雰囲気の会場にいるだけでほんわかとした気持ちになりました。
イベントは翌25日も行われ、大盛況のうちに幕を閉じたとのこと。次回は8月5〜6日に名古屋吹上ホール（愛知県名古屋市千種区）にて開催が決定。現在は出展者の募集を行っています。
こうして全国に広がる「楽しみながら猫助け」の輪。1人が1匹の猫を助ける、それが100人集まれば100匹の猫が救える、少しだけでもちょっとずつでも猫助けをしてもらえたら……という保護猫を愛する人たちの熱い思いが伝わるイベントでした。
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