6月24日〜25日に東京ドームシティギャラリー アーモで行われた保護猫イベント「ネコ市ネコ座」。「楽しみながら猫助け」をモットーに、さまざまなステージや猫グッズのお店などで構成された、猫好きの猫好きによる猫好きのための同イベントに、ねとらぼ生物部もお邪魔してきました!
保護猫カフェの運営などを行っている「ネコリパブリック」と「BS東京」の協賛で開催された今回のイベントは、保護猫問題の解決策を楽しみながら知ってもらう場として2014年にスタート。その後全国各地で開催していましたが、コロナ禍によるイベント自粛で近年は開催が見送られていました。今回の東京ドームシティでの開催は2019年以来、4年ぶりとなりました。
ネコリパブリック
2014年開業。「この世の全ての猫に安心して眠れる場所とお腹いっぱいの幸せを与えたい」を目標とし、地域の保護猫団体と協力、保護された猫の里親探しを行いながら、猫とおしゃれですてきなライフスタイルを提案。ビジネスとしても「自走」できることを目指す新しいスタイルの「自走型保護猫カフェ」や食堂、オリジナルグッズ販売店の運営や、イベントなどの企画・実施を行っている。
筆者がイベント初日、24日の昼過ぎに会場に到着すると、予想以上の入場待ちの人々の大行列が! ざっと50人以上並んでいるのでは……と、すでに大盛況のもよう。その行列の横、会場の入り口には「ピュリナの譲渡会バス」が停まっており、中にはずっとのおうちを待つ保護猫さんたちと、おうちに猫を迎えたい人たちによる譲渡会が行われていました。
そして会場に入ると、猫関連グッズのお店が立ち並び、たくさんの猫好きな来場客が! 客層は猫を飼っているとみられる夫婦や家族をメインに女子同士のグループなど。さまざな年代の人たちがときに真剣に、ときに笑顔を見せながら会場内を巡り、ステージを楽しんでいました。14時の段階で2000人ほどの来場があったそうで、保護猫に感心を持つ人やイベントの主旨への賛同者がたくさんいることに感銘を受けました。
入り口の横のスペースでは「ねこ縁日」を開催。ねこボールすくい、ねこヨーヨー、ねこお面づくりなどの催しが行われていました。また、入口はいってすぐの場所に、もう1つの譲渡会場である猫テントがあり、こちらもかわいい保護猫さんの姿が。予約者が交代で数人ずつ中に入り、猫さんたちと触れ合っている様子が見られました。ずっとのおうちが見つかった猫さんがたくさんいるといいな……と思いながら、会場を巡ることに。
場内の壁面にはさまざまな展示物が掲示されていました。ネコリパブリックの猫カフェでずっとのおうちを待つ猫さんたちのプロフィールや、卒業した猫さんたちのその後の幸せ報告、2024年3月に行われる「猫検定」のお知らせ、「猫と人の完全共生マニュアル」などをたくさんの人が足を止めて見ていました。
そして立ち並ぶ猫関連グッズのお店の数々。売り上げの10%をネコリパブリックの「ホゴネコ基金」に寄付するという趣旨に賛同し、出店したお店は80店舗。アクセサリーや食品、衣類、雑貨、陶器、ペット用品など他種なお店がずらっと並び、その姿はまさにお祭りの市。猫用品から猫モチーフのグッズまで、たくさんの商品にワクワクしました。
イベントの目玉として、場内奥にはステージが設置されさまざまな講演が行われていました。24日午前中にはご当地ねこキャラの撮影会、俳優であり保護猫活動もしている川上麻衣子さんのトークショー。
そして筆者が到着した午後からはまずネコリパブリック代表・河瀬麻花さんによる「保護猫セミナー 猫塾」が開催されました。保護猫とは? 殺処分を減らすには? ネコリパブリックの活動の内容とともに「猫助け」のための河瀬さんの熱い思いを、応援にかけつけたゆるキャラのふにゃっしー(@funyagoro2256)/(千葉県船橋市)、にゃかつがわくん(@nyakatsugawa)/(岐阜県中津川市)とともに会場のお客さんに伝えていました。
次に、猫と一緒にヨガをしよう! 「猫ヨガ」の講座。残念ながら会場には本物の猫さんは来場していませんでしたが、ネコリパブリック御茶ノ水店でのレッスンの様子がスクリーンで紹介され、“猫がヨガマットを占拠したら避けて動きましょう”という猫ファーストで体を整えるという猫ヨガの方針を説明。座ってできる動きをインストラクターのSeikoさんが紹介していました。両手をグーにして上にあげる“にゃんにゃん”のポーズがとてもかわいらしい!
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