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この中に「仲間外れの三角形」が隠れています 中2なら秒で分かるかもしれないクイズ【番外編・中3数学】(2/2 ページ)

大人になって解いてみると、意外と難しい。

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問題

中2なら秒で分かるかもしれないクイズ 「この中に裏切り者がいるだと……!?」(イラスト:野田せいぞ

答え

 正解は「A」の直角三角形でした!

【解説】3つの角が「30度、60度、90度」の直角三角形では、3辺の長さの比が「(斜辺を除く2辺のうち短い方):(斜辺):(斜辺を除く2辺のうち長い方)=1:2:√3」になることを利用します。まずはA〜Cの三角形について、分かっている条件から情報を導きましょう。

  • A:2つの角は30度と90度。よって、残りの角は「180−(30+90)=60」度
  • B:斜辺と他の1辺(短い方)の比が「6:3=2:1」となる。よって、三平方の定理から3辺の比は「1:2:√3」
  • C:Aと同じく2つの角が30度・90度と分かっているので「30度、60度、90度」の三角形

 以上から、A・B・Cはどれも3つの角が「30度、60度、90度」の直角三角形だと分かります。そのため、形は同じとなります(相似の関係)。

 次に、大きさについて考えましょう。Cは「30度、60度、90度」の直角三角形なので、3辺の比は「1:2:√3」です。「「(斜辺を除く2辺のうち短い方):(斜辺)=1:2」という関係から、斜辺が6センチなので他の1辺のうち短い方の長さはその半分の3センチになります。

 これはBの図形と同じ。つまり、BとCはそれぞれの辺と角が等しい合同の関係となり、大きさもピッタリ同じになります。一方、Aは辺の長さの指定はありません。一見B・Cと同じ図形のように見えますが、斜辺の長さが60キロである可能性も否定できないのです。

 以上より、仲間外れの図形は「A」の直角三角形となります。

 

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