推し声優の“声”を最適なサウンドで楽しめるという“推し声オーディオ”がJVCケンウッドのビクターブランドから登場し、先行予約が開始されました。オーディオを通した音に触れることが少ない世代に刺さるのか……?
“推し声オーディオ”「EX-DUB1」は、振動板に木を採用した“ウッドコーンスピーカー”を搭載した一体型モデル「EX-D6」(2020年12月発売)をベースにしたモデル。音響監督の三間雅文さんが監修し、映画の録音やアニメアフレコなどを手がける「アオイスタジオ」がチューニングを手掛け、「MUSIC」「ANIME」「LIVE」「TALK」の4ジャンル計10種類のサウンドモードを搭載。声優の“声”を知り尽くした音響監督と老舗スタジオならではのサウンドが楽しめるとしています。
ポータブル音楽プレイヤーとイヤホン/ヘッドフォンで音を聴く世代も増え、こうした据え置き型のオーディオ機器を通した音に触れることが少なくなった昨今、本格的なオーディオで“推し声”を楽しむ動きになっていくかが注目されます。
「EX-DUB1」は11月下旬発売予定で、価格はオープン(市場推定価格は8万7000円前後)。8月29日から「JVCケンウッドストア」「アニメイト通販」で先行予約がスタートしています。
JVCケンウッドは、音響技術を生かせる新規事業の一環として「推し声オーディオプロジェクト」を2019年夏に発案。現Hamaru Strategyのメンバーの企画原案をベースに、「声優の“声”をより良く聴く」をコンセプトとして展開。「EX-DUB1」は同プロジェクトの第1弾商品です。
同プロジェクトは今後、Hamaru Strategyや、声優パーソナリティーラジオのパイオニアである文化放送、および同局で放送中の声優・鈴村健一さんのラジオ番組「鈴村健一のラジベース」と協力関係を進めていく予定としています。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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竹達さんにしては珍しい擬人化アテレコの現場で聞きました。