ミスタードーナツの一部店舗で採用されている、「商品を自分で箱や袋に詰めるシステム」が、ネットでじわじわと話題を呼んでいます。
好きな商品を棚から取って自分で箱や袋に詰め、店員に渡して会計をするこのシステムは、2022年の夏ごろからSNSでちらほらと報告が寄せられています。箱詰めする場合は、箱の組み立ても自分で。購入する点数に合った包材を選び、多種多様なドーナツが崩れないよう並べて……と考えると、少々難しいように思えます。
ネットでは「詰めるの楽しい」「いつも買う物は決まっているので楽」など賛意もありますが、「つぶれないよう詰めるのってけっこう難しいんだけど……」「購入のハードルが高くなった」といった声が目立ちます。ねとらぼ編集部はミスタードーナツを取材し、この施策の意図や、うまく詰められないときの対応法など、詳しい話を聞きました。
―― このシステムは、いつごろからどのような経緯で導入されたのでしょう
ミスタードーナツ 2022年4月から設置可能なショップに順次導入しております。ドーナツの箱詰め時間の短縮によるお客様の待ち時間の短縮や、作業時間の短縮によるお客様サービスの向上を目的として導入しております。
―― 約800店舗中、どのくらいの店舗で導入されていますか。全店で導入の予定はありますか
ミスタードーナツ 2023年7月時点で、約150店です。ショップの立地特性などで導入を選択しておりますので、現状では全店導入の予定はございません。
―― お客さんや従業員のかたからは、どのような意見が寄せられていますか
ミスタードーナツ お客様からは「時間が短縮されてうれしい」などのお声などをいただいております。ショップにおいては箱詰めの時間を短縮できたことで、「よりお客様応対の時間が増えた」などの意見を聞いております。
―― うまく詰められないという人はどうすればよいでしょうか
ミスタードーナツ ドーナツの詰め方に不安のあるかたや、ドーナツの形状により箱詰めが難しい場合、また多くのドーナツをご購入いただく場合などは、ショップにて箱と同じ場所に設置している白いトレイにお取りいただければと思います。そうしてレジまでお進みいただければ、スタッフが箱詰めをさせていただきますので、お声がけいただければ幸いです。
―― 詰めているときに商品が崩れてしまった場合などはどうすればよいでしょうか
ミスタードーナツ お取りかえをさせていただきますので、スタッフまでお声がけください。
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