X(Twitter)が利用規約を更新 「集団訴訟に参加する権利の放棄」などが追加(1/2 ページ)
新旧どちらの規約も見られるので気になる人は見比べてみると良いでしょう。
X(旧Twitter)が、2023年9月29日から利用規約を変更します。細かい表記がさまざま変更されている他、「集団訴訟に参加する権利の放棄」が追加されるなどしています。
集団訴訟に関する部分が追加されたのは、規約最下部の「6.全般」部分。具体的には、以下のように記されています。
法律で許容される範囲において、ユーザーは集団訴訟、集団行動、または代表訴訟に原告またはクラスメンバーとして参加する権利を放棄するものとします。
驚きの記述ですが、同様の内容はPCゲームプラットフォーム大手であるSteamの利用規約やメッセージアプリWhatsAppの利用規約などにも存在しています。
また、「ユーザーの権利およびコンテンツに対する権利の許諾」の項目にある、以下の部分が注目を集めています。
ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介してコンテンツを送信、投稿または表示することによって、当社が、既知のものか今後開発されるものかを問わず、あらゆる媒体または配信方法を使ってかかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配信するための、世界的かつ非独占的ライセンスを(サブライセンスを許諾する権利と共に)当社に対し無償で許諾することになります(明確化のために、これらの権利は、たとえば、キュレーション、変形、翻訳を含むものとします)。(以下略)
この内容から「著作権がXに取られる」「もう絵の投稿ができない」など不安の声が上がっていますが、この記述は今回の改定以前から存在していました。なお、現在の規約は、新規約の下部に書かれているため、比較も簡単にできます。
その他、利用規約の変更を知らせるポップアップがXではなくTwitter表示になっていることにツッコミの声が上がっていたり、「すでにサービス名はXだが改定されるまでの間はTwitterの規約なので現在のXは利用規約が存在しない何でもありの場所」といったジョークが広まっています。
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せめてアイコンの色は残してほしかった……。