プロ野球・北海道日本ハムファイターズの伊藤大海投手は9月10日に自身のInstagramストーリーズを更新し、誹謗中傷のコメントが寄せられたことを明かしました。
伊藤投手は2021年から日本ハムでプレーし、2年連続で2けた勝利を達成。2021年には東京五輪野球日本代表で金メダル、2023年にはWBCで世界一を獲得しています。
今季はここまで負けが先行するなど本調子ではない中、9月10日の西武戦では3回持たず6失点で降板していました。試合後、伊藤投手は自身のInstagramに寄せられたコメントを紹介。そこには障がい者蔑視とみられる言葉や「人生が可哀想だ」「ボールに頭を打たれて引退しなさい」などの誹謗中傷が書かれていました。
伊藤投手は「チームには申し訳ない内容で情けない投球した事は重々承知ですが…」としつつ、こう伝えました。
「言っていい事と悪い事はあると思います。ファンの皆様の応援があってこそのプロ野球選手ですし 決して安くはないチケットで観戦に来て頂いている皆様には 時には厳しい意見を言う権利はあると思いますが 意見と感想。それと誹謗中傷は全く別物だと思います。選手も普通の人間です。フィールドで戦う心を持っていても 一歩外に出れば心に刺さってしまう言葉ももちろんあります。何より腹立たしいのは今まで育てて来てくれた両親 沢山のことを教えて頂いた指導者、関係者様を否定するように 受け取られる言葉だと言うことです。絶対に許しません」
近年、プロ野球では選手への誹謗中傷コメントが問題となり、2022年8月25日には阪神タイガースが「チームや選手への行き過ぎた誹謗中傷や、違法な投稿に対しては、当球団として警察への届け出や法的措置を執る場合がございますので予めご了承下さい」とコメントしていました。
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