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悪臭を放つ檻の中にいたガリガリな狼犬と出会い…… 行き場のない保護犬猫たちを救うプロジェクトが支援募集中(1/2 ページ)

より多くの命を救うために。

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 行き場のない保護犬、保護猫たちを救うためのシェルター建設プロジェクトが、クラウドファンディングサイト「READYFOR」で実施中です。一般飼育放棄に加えて、悪徳な繁殖屋や多頭飼育崩壊現場などからのレスキューを行っている「LusBranca(ルースブランカ)」の焼田蓉子さんによる人生をかけたプロジェクトです。

保護犬漫画
人生をかけたプロジェクトです(出典:レディーフォーより)

焼田蓉子さんのエピソード漫画『家がない保護犬たちの居場所を作る話』

漫画の作者は漫画家・常喜寝太郎(@netarouTsuneki)さん(出典:レディーフォーより)
保護犬漫画 (出典:レディーフォーより)
保護犬漫画 (出典:レディーフォーより)
保護犬漫画 (出典:レディーフォーより)

 焼田さんは2013年から奈良県天理市を拠点に個人で保護活動を始め、ボランティア仲間と連携しながらハンディキャップのある犬猫たちを中心に保護。これまで約200匹の命を里親へとつないでいます。また普段は動物看護師として働いており、その経験や動物病院と連携できる環境を生かして過酷な状況からのレスキューを行い、仕事仲間や他団体とも連携しながら保護活動の幅を広げています。

保護犬たち 左:足が折れているなか、治療されなかった歩行困難の子/右:ごみ溜めで見つかり、ひどい皮膚炎になってしまった子(出典:レディーフォーより)
保護犬たち 左:繁殖場でごみ箱にいた子/右:心臓の病気でレスキューした子(出典:レディーフォーより)
保護犬たち 左:生まれてすぐに呼吸困難に陥った子/右:重度水頭症の子(出典:レディーフォーより)

 しかし、20〜30匹という大規模なレスキュー事案が発生すると保護スペースが確保できないことがあり、「目の前で救えなかった命、消えてしまう命を嫌というほど見てきました」と焼田さん。

 そこで一刻も早くシェルターを建設するため、たくさんの人に相談を行いながら、理想的な土地に出会い契約。ただし現状の自己資金では一気に完成させることは厳しいため、段階を踏んで計画的に理想のシェルターに近づけることにしたといいます。

繁殖場レスキュー 繁殖場から約30匹のレスキュー時(出典:レディーフォーより)
繁殖場レスキュー 繁殖場から約30匹のレスキュー時(出典:レディーフォーより)
繁殖場レスキュー 繁殖屋の多頭飼育崩壊からのレスキュー(出典:レディーフォーより)
繁殖場レスキュー 繁殖屋の多頭飼育崩壊からのレスキュー(出典:レディーフォーより)
繁殖場レスキュー 繁殖屋の多頭飼育崩壊からのレスキュー(出典:レディーフォーより)
一般飼育放棄されてしまった皮膚炎のお母さん(左)と、その子ども(右)(出典:レディーフォーより)
保護犬たち 飼い主に先立たれて1年間放置されていた犬たち(出典:レディーフォーより)
保護犬たち 左:飼い主の事情により一般飼育放棄されたホワイトシェパード/右:飼い主に先立たれ取り残された子(出典:レディーフォーより)
ハイブリッドウルフ ハイブリッドウルフたちと焼田さん(出典:レディーフォーより)
ホワイトシェパード 繁殖場からレスキューしたホワイトシェパード ※画像右下が保護後の様子(出典:レディーフォーより)
ハイブリッドウルフ ハイブリッドウルフ(出典:レディーフォーより)
重度水頭症の保護犬 重度水頭症で息を引き取った犬の「フィーア」(出典:レディーフォーより)
保護猫 生まれつき奇形で犬舎から落とされごみ箱で発見された犬の「ポコ」(出典:レディーフォーより)

 今回のクラウドファンディングでは、まず必要最低限な土地購入、解体整地、プレハブ設置費用として目標金額を740万円に設定。記事執筆時点ではすでにこの第1目標は達成しており、現在は最終目標(目標金額 1600万円)として、すでにある建造物の1階、2階のリフォームを進めるために必要な費用を募っています。

 支援のコースは、3000円(+システム利用料)から受け付けており、募集期間は10月31日23時まで。こちらは目標金額を達成した場合にのみ、集まった支援金を受け取ることができる「All-or-Nothing方式」となっています。

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