行き場のない保護犬、保護猫たちを救うためのシェルター建設プロジェクトが、クラウドファンディングサイト「READYFOR」で実施中です。一般飼育放棄に加えて、悪徳な繁殖屋や多頭飼育崩壊現場などからのレスキューを行っている「LusBranca(ルースブランカ)」の焼田蓉子さんによる人生をかけたプロジェクトです。
焼田蓉子さんのエピソード漫画『家がない保護犬たちの居場所を作る話』
焼田さんは2013年から奈良県天理市を拠点に個人で保護活動を始め、ボランティア仲間と連携しながらハンディキャップのある犬猫たちを中心に保護。これまで約200匹の命を里親へとつないでいます。また普段は動物看護師として働いており、その経験や動物病院と連携できる環境を生かして過酷な状況からのレスキューを行い、仕事仲間や他団体とも連携しながら保護活動の幅を広げています。
しかし、20〜30匹という大規模なレスキュー事案が発生すると保護スペースが確保できないことがあり、「目の前で救えなかった命、消えてしまう命を嫌というほど見てきました」と焼田さん。
そこで一刻も早くシェルターを建設するため、たくさんの人に相談を行いながら、理想的な土地に出会い契約。ただし現状の自己資金では一気に完成させることは厳しいため、段階を踏んで計画的に理想のシェルターに近づけることにしたといいます。
今回のクラウドファンディングでは、まず必要最低限な土地購入、解体整地、プレハブ設置費用として目標金額を740万円に設定。記事執筆時点ではすでにこの第1目標は達成しており、現在は最終目標(目標金額 1600万円)として、すでにある建造物の1階、2階のリフォームを進めるために必要な費用を募っています。
支援のコースは、3000円(+システム利用料)から受け付けており、募集期間は10月31日23時まで。こちらは目標金額を達成した場合にのみ、集まった支援金を受け取ることができる「All-or-Nothing方式」となっています。
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すてきなお家に迎えられてよかった。