木下グループは、10月7日にさいたまスーパーアリーナで行われたフィギュアスケートのイベントで、運営の不手際により客に当日の席移動を要請していたとして、イベント公式サイト上で謝罪しました。
10月7日に行われたのはフィギュアスケートの国際大会「木下グループカップ フィギュアスケート ジャパンオープン 2023 〜3 地域対抗戦〜」(以下、ジャパンオープン)とアイスショー「木下グループ presents カーニバル・オン・アイス 2023」(以下、カーニバル・オン・アイス)の2つです。
ジャパンオープンは日本、北米、欧州の3地域によるプロアマ混合の団体戦。今大会では女子シングルでの坂本花織選手の活躍もあり、日本が2連覇を達成しました。ジャパンオープン終了後に行われたカーニバル・オン・アイスでは、トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんなどが会場を盛り上げました。
しかし、イベント終了後にSNS上では、会場を訪れたとみられる観客から「当日になって席を移動させられた」などの報告が相次ぎ、運営に対する批判の声が噴出していました。
木下グループは12日、2つのイベントについての文書を発表。「本イベントの開催におきまして、会場にてリンク及び舞台設備を設置し座席の最終確認を行いましたところ、一部座席において競技及び演出が見えづらいことが判明し、ご案内ができない状況が発生いたしました」と座席の設定をめぐり不手際があったとしました。
また、「当該座席のチケットをお持ちのお客様へは他の座席への振替をさせていただきましたが、その際、対象となりましたお客様へ事前のご案内なしに当日のお席のご移動をいただく形となり、多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」と、客に席の移動を要請したことを謝罪しました。同社は「このような事象を生じさせてしまいましたことを深く反省し、今後細心の注意を払い、アイスショーの運営を行ってまいります」としています。
イベントのチケットはジャパンオープンが3500円(B席)〜2万6000円(プレミアム席)、カーニバル・オン・アイスが2400円(B席)〜2万5000円(プレミアム席)の価格帯で販売されていました。また、2つのイベントをリンク至近のプレミアム席の最前列で観ることができ、宇野昌磨選手らとの交流権もついた「ホスピタリティパッケージ付通し券」は10万700円で販売されていました。
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