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「津波の前には必ず潮が引く」という話は本当なのか――気象庁がX(Twitter)の公式アカウントで2択クイズを出題しました。しかし、その回答結果は“半々”に。投稿にはあらためて周知が必要だという声が寄せられています。
気象庁は、10月24日に問題を投稿。Xのアンケート機能を使用したところ、全部で4683票が集まり、回答の内訳は「本当」が54.8%、「間違い」が45.2%という結果になっていました。
翌日となる25日に、気象庁は正解を発表。「津波の前には必ず潮が引く」というのは「間違い」だとし、「2003年の十勝沖地震による津波や、2004年のスマトラ沖地震の際にスリランカやインドの沿岸を襲った津波では、直前に潮が引くことなく大きな波が押し寄せました」と実例を挙げて解説しました。
投稿では、その仕組みについて動画でも解説されており、海底の隆起で盛り上がった波が伝わる場合には、潮が引くことなくいきなり高い波が海岸を襲うとされています。
正解である「間違い」が少数派であることに対し、Xでは「結果が半々というのは、とてもまずい。これを機に改めて周知を」「気象庁防災情報のツイートを見ている、防災意識が高いと考えられる人でさえ勘違いしているのだから、普通はもっと正答率が低いでしょうね」と危惧する声も。いざというときに備え、正しい防災情報を知っておくことが大切です。
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