横浜・みなとみらいにある音楽専用アリーナ「Kアリーナ横浜」(以下、Kアリーナ)は、歩道上の安全や雑踏事故防止の観点から実施している「出場規制」によって、終演後の移動時間が長くなっていることなどについて、11月14日に公式サイト上で謝罪しました。
2023年9月29日に開業したKアリーナ横浜は、収容人数約2万人の大規模会場。地元出身デュオの「ゆず」が同日にこけら落とし公演を行い、その後もアイドルグループ「King&Prince」、ロックバンド「スピッツ」などが公演を開催しています。
しかし、終演後の出場規制によって、最寄り駅などにたどり着くまで長い時間を要するとして、SNS上では「死ぬかと思った 駅着くまでに時間かかりすぎ」「絶対行きたくない」「まじで何とかするべき」などと不満の声が相次いでいました。
こうした声を受け、Kアリーナは14日に公式サイト上で「Kアリーナ横浜の退場に際し、歩道上の安全や雑踏事故防止の観点から歩道へ出る箇所への出場規制を行うことにより大変時間を要し、ご来場の皆様に大変ご迷惑をお掛けしていることをお詫び申し上げます。加えて、当施設でのライブ・コンサートの余韻を楽しむべき退場時に、ご来場の皆様がご不快な思いをしていること慚愧(ざんき)に堪えません。また、近隣住民の皆様や近隣施設をご利用の方にも一時的に歩道が通行しづらくなる等のご迷惑をおかけしていることを重ねてお詫び申し上げます」と謝罪しています。
また、Kアリーナ開業以降、歩道上の誘導員の不足やみなとみらい歩道橋手前での滞留については多くの指摘があり、逐次、誘導員の追加や誘導方法について改善を行ってきたと説明。今後は比較的混雑の少ないルート案内や複数のルート案内など、イベント主催者と連携し、安全で円滑な退場ルートへの案内に努めていくとしています。
なお、横浜市はKアリーナがあるみなとみらい地区と横浜駅方面を結ぶデッキを新設中ですが、デッキの完成まであと1年程度を要する見込み。Kアリーナはデッキの早期供用開始などについて、横浜市側と協議や調整を重ねているとしています。
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