「靴が履けない幼馴染を毎日運んであげる話」と投稿されたマンガがX(旧Twitter)で話題になり、約9万いいねを集めています。
作者は梅咲しゃきこさん(@Ume_syaki)。「月刊コミックフラッパー月例賞」佳作受賞作で、タイトルは『わたしのゴーレム様』。
「あれ、初めて見た? 1年はビックリするよね」と、同級生・五十嵐剛の腕に抱えられた女の子(神田めい)の2ショットから始まります。2人は幼なじみの高校生。めいは靴を履くことができないため、こうして学校を送り迎えしてもらっているのだとか。
あるとき、めいは、剛が男友達が自分のことを話しているところを耳にします。「送迎とか結構大変じゃない?」という男友達に対し、剛は「早くひとりで歩けるようになってほしい……とは思うよ」とポツリ。毎日のように一緒にいても、怖くて聞くことができなかった剛の本音。それを知っためいは――。
導入がちょっと変わった設定ながらも「どうして靴が履けないんだろう、と思いながら読んでいたけど納得」「めちゃめちゃ良い話」といった声が寄せられている本作について、作者・梅咲さんに話を伺いました。
――― 『わたしのゴーレム様』で、ご自身の中で気に入っているポイントは?
やっぱり最後の写真のシーンです! 見た人も幸せになれるような最高のハッピーエンドにしたくて気合を入れました!
――― この作品で特に頑張ったところは?
めいちゃんが靴を履くシーンは、読者がハラハラしながら手に汗握り「頑張れ……!」と思ってもらえるように、コマの配置や間の微調整を重ねました。
佳作を受賞したときは、人生初の受賞だったのでとてもうれしかったです!
――― 「靴が履けない」という設定はどんな風に思いついたのでしょうか?
この話を思いついたきっかけは、「裸足姫」という私の持ちネタです。
「靴を履かずに走り回る野生的な女の子が裸足姫と呼ばれて……」という内容だったのですが、いろいろ構想を練っているうちに、靴を履かない理由をもっと現実味を帯びたものにしたいな……と思って。いじめを受けてのトラウマに結びつけて、このような話に仕上がりました。
いじめの描写をどこまで入れるかはとても悩みました。トラウマを呼び起こされる方もいると思いますので、かなり気を遣っているところではあります。
――― うれしかった読者からの反応・感想は?
どの感想も本当にうれしくて選べないのが本音なのですが、「自分も似たような経験をしてツラかった思い出があるけど、最後のめいちゃんと剛くんみたいに、幸せいっぱい笑顔いっぱいになれるよう向き合っていきたいと思えました!」というような感想がいくつかありました。
この話で伝えたかったことがちゃんと伝わっている! と分かり、とてもうれしかったです。
――― 本作のほかには、どんな活動をしていますか?
現在はいろいろな雑誌で読み切りなどを描かせていただいています。今後もいろいろな活動をしてまいりますので、引き続き見守っていただけますと幸いです。
制作協力:梅咲しゃきこさん(@Ume_syaki)
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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