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茨城県石岡市にある観光施設「いばらきフラワーパーク」は、施設内のレストランで販売したドーナツに金属片が混入し、ドーナツを食べた人がのどの出血やおう吐など症状を訴えたとして、12月13日に謝罪しました。
「粉ふるい」劣化し混入
金属片が混入していたのは、レストランで提供していた「抹茶ドーナツ」。製造者である「ぺトランフラワーパーク工房」が、11月25日に施設内のベーカリー厨房で製造し、同日から12月8日まで販売していました。
8日に購入客1人からの連絡により、販売した商品に金属片が混入していたことが判明したといいます。消費者庁のリコール情報などによると、ドーナツを食べた購入客ののどには金属片が刺さり、痛みや出血、おう吐の症状が発生。金属片は病院で摘出し、発表時点で経過観察中とのことです。
製造者が調査したところ、焼き菓子の製造過程で使用する「粉ふるい」1点が劣化し、一部が外れて混入したことが判明。9日の営業開始前に、原因となった粉ふるいを使用して製造した全ての商品を売場から撤去したといいます。
施設は「お買い求めいただきましたお客さまにはご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。製造者も「お客様へのご迷惑となるような事態を招いたことに対し、心よりお詫び申し上げます」とコメントしています。
製造者は、該当期間に販売していたドーナツやスコーンなど385個を自主回収し、返金もしくは交換対応を行うと説明。また、品質管理体制の見直し、従業員の教育・研修といった再発防止策を講じるとしています。
詳しい回収情報は製造者の公式サイトや消費者庁リコール情報サイトで確認できます。
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