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シュワちゃん、30年以上クリスマスプレゼントを無料配布する理由にほっこり 「忘れられない」「同じことをしたいと思った」(1/2 ページ)

優しさの拡散。

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 オーストリア出身の俳優アーノルド・シュワルツェネッガーが現地時間12月16日、米ホレンベック・ユースセンターで子どもたちにクリスマスプレゼントを配布。30年以上も続けているこの習慣は、オーストリアで生まれたシュワちゃんが米国に移住した当初の経験がきっかけとなったと言います。

毎年クリスマスプレゼントを配る理由を語るアーノルド・シュワルツェネッガー
この活動を続ける理由は……(画像はアーノルド・シュワルツェネッガーのInstagramから)

クリスマスには「優しさを分かち合いたい」

 TikTokなどSNSに投稿された動画とコメントで、「アメリカに来た当初、(トレーニング拠点だった)ゴールドジムの友人たちは寛大だった」と彼らと過ごした過去のクリスマスを回想したシュワちゃん。米国出身ではない自身を自宅に招待し、プレゼントを用意してくれ、美しいクリスマスツリーが飾られていた思い出を懐かしそうに語り、「その優しさ、親切、包容力が忘れられない。だから稼げるようになってから、同じことをしたいと思った。それが30年間、ここに来ている理由だよ」と自身が受けてきた優しさを人々に返したいと思ったことが動機だと明かします。

 まるでサンタクロースのような白いひげを蓄えた現在76歳のシュワちゃんは、「優しさを分かち合い、他の人も同じことをするようインスパイアするのはとてもいい気分だよ」とすがすがしい表情で話しました。

 シュワちゃんが語り終えると、動画は楽しそうに子どもたちへプレゼントを渡すシュワちゃんと、幸せそうな子どもたちと親が交流する光景へと移り、幸せそうな映像が流れていきます。

毎年クリスマスプレゼントを配る理由を語るアーノルド・シュワルツェネッガー
子どもたちにプレゼントを配るシュワちゃん(画像はアーノルド・シュワルツェネッガーのInstagramから)

 最も重要なボディービルダーの1人として名を刻み、アクション俳優としても不動の人気を誇り、政治の世界へ進出してはカリフォルニア州知事にも就任と、まさにアメリカンドリームを体現するような半生を送ってきたシュワちゃん。しかしヨーロッパのボディービル大会で活躍した後、成功を夢見て21歳で渡米したときには一文なしで、英語もあまり話せなかったといいます。ボディービル仲間に支えられながら日々努力を重ねてきた時代のエピソードは有名で、当時の思い出は50年以上たった今でもシュワちゃんにとって何物にも代えがたいものだということは想像に難くありません。

 クリスマスに「優しさを分かち合いたい」と語るシュワちゃんに、コメント欄では「あなたはいつでも真のヒーローだね」「君が恩返しをすることも、寛大な心を持っていることもすてきだよ。僕はただ君が家族連れのためにしていることを、親たちが評価してくれると願うばかりだよ」とシュワちゃんの活動へ優しい気持ちになった人々や、「オーストリアから来てくれてありがとうね」「まさにクリスマス精神だよね。あなたにも、メリークリスマス」「ミスター・シュワルシェネッガー、人々に明るく楽しいクリスマスを運んできてくれてありがとう」など感謝を述べる人々の声が並んでいます。

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