阪急百貨店、クリスマスディスプレイ問題で誤解受けたコラボ作家に謝罪 「SNSで誹謗中傷となる事実誤認の投稿が広がっている」(1/2 ページ)
事実と異なる投稿について「削除など適切なご対応をお願い申し上げます」と呼びかけています。
阪急阪神百貨店は12月29日、先にクリスマス向けディスプレイ「クリスマスウィンドー」の一部で無断使用があったとして謝罪した件で、コラボした人形作家・林由未さんへの事実誤認の投稿が広がっているとして謝罪しました。
クリスマスウィンドーは、11月15日から12月25日まで阪急うめだ本店の1階コンコースウィンドーに展示。同社は、権利者から展示の一部について無断使用との指摘を受け、12月13日営業終了後に当該の部分を撤去しました。その後21日に、展示はインターネットなどで集めた画像を参考に制作し、権利者に事前の確認と承諾を得るのを失念していたと説明して謝罪しました。
コラボ作家への誤解
クリスマスウィンドーの発表文に、コラボ作家として林さんの名前が記載されていたことから、SNSでは林さんが無断使用に関与したと誤解した投稿が見られました。阪急阪神百貨店は当初の謝罪文で、林さんは当該部分に関与していないと否定しており、29日のコメントでも、問題となった背景の装飾物は、協力会社に制作・施工を依頼しており、林さんは一切関与していないとあらためて説明しています。
同社は、林さんに「多大なご迷惑とご心痛をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪するとともに、「SNS上には今も林由未様への誹謗中傷となる事実誤認の投稿が広がっております」として事実と異なる投稿について「削除など適切なご対応をお願い申し上げます」と呼びかけています。
林さんは23日に、「起きている状況が全くわからないまま、ある日突然SNS上で『盗作作家』という偽情報を発信されたり、非常に恐ろしい内容のメールが届きました」と誤解から中傷を受けていることを明らかにしていました。29日の阪急阪神百貨店の謝罪文を受け、「今後、このような事が2度と起きないよう再発防止についての協議を厳しく始めております」とコメントしています。
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