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お祭りで「ちいかわ」模した提灯が壊される動画が拡散し批判 神社が「配慮が不足」と謝罪 今後は独自デザインのみに(1/2 ページ)
今後は祭礼で独自デザイン以外の使用を禁止するとしています。
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お祭りで「ちいかわ」を模した提灯が壊される様子がSNSで拡散され、批判の声が上がっていた件について、魚吹八幡神社(兵庫県姫路市)は10月27日、「不快な思いをさせてしまいましたことについて、深くお詫び申し上げます」とコメントを発表しました。
批判が寄せられていたのは、同神社で10月21〜22日に行われた秋季例祭の「ちょうちん練り」と呼ばれる行事。7つの地域が参加し、竹ざおの先に付けた提灯をぶつけあうというものです。その中で、「ちいかわ」を模した提灯が竿でたたかれて壊される様子を写した動画がSNSで拡散され、「ひどい」「気分が悪い」など批判が寄せられました。
魚吹八幡神社は「当該キャラクターの作者様や関係者様、また秋季例祭をご覧頂いた皆様方には、多大なご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪。独自デザイン以外のちょうちんの使用は誤りで、配慮が不足していたと述べています。
「戦後以降『ちょうちん練り』は歓喜の練り合いが勢い余り激しく打ち合う事が恒例の行事となっておりました。その行為に人気キャラクター等を使用することで、人々に感情的に深く苦痛を与えてしまう、ということに考えが及ばず、配慮が不足しておりました」(魚吹八幡神社)
当該提灯を製作した村では、例年、定番の提灯のほか、流行のキャラクターなどを模した提灯を製作して使用していたとのこと。
魚吹八幡神社は、今後は同神社の祭礼で独自デザイン以外の使用を禁止し、同様の問題を防ぐためにガイドライン、チェック体制を整えるとしています。
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