スーパーや飲食店などが販売する正月の「おせち料理」をめぐり、全国で遅配や手配ミスが相次ぎ、事業者は謝罪対応に追われています。
おせち用意できなかったケースも
東海地方を地盤とするショッピングセンター「ヨシヅヤ」やスーパー「Yストア」を展開する義津屋(愛知県津島市)は2023年12月31日、事前に予約を受け付けていたおせち料理やオードブルなど3200件の内、おせち料理74件が手配ミスにより用意できなかったと発表。該当客には「お詫び申し上げる」としつつ、代替商品を提案したとしています。
日本テレビの通販番組「日テレポシュレ」の公式サイトは12月31日、番組「満点☆青空レストラン」で紹介したおせち料理が、倉庫の出荷時の不手際により、配送予定としていた12月29日までに一部購入者に届けられないことが判明したと説明。
遅配が確認されたのは64件で、12月31日夜または1月1日には届けられる予定だとし、「該当するお客様には担当者より順次連絡し対応させていただいておりますが、ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。
関東地区などで飲食店を運営するサガミフードは2024年1月1日、同社のグループ店舗「和食麺処サガミ」「味の民芸」「あいそ家」などで販売した「2024年サガミのおせち」について、12月31日午前中着予定の商品配達が大幅に遅れたと説明。原因は同社が配送時間を送り状に誤って記載したことだといいます。
同社は「一部のお客様に長時間商品のお届けをお待ちいただくという、大変なご迷惑をおかけいたしました」とし、「今後このようなことが無いよう、作業手順及び確認体制の強化を図り、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
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