食材宅配サービス「オイシックス」で販売されている野菜ジュースのデザインが大幅にリニューアルされたことが話題を呼んでいます。かつてはスタイリッシュさを売りにしたパッケージでしたが、現在は商品名が分かりやすく伝わるデザインになっています。ねとらぼ編集部はオイシックス・ラ・大地の広報担当者にデザイン変更の理由を聞きました。
新デザインはネットで評判
話題を呼んだのは、かつて「Vegeel」という名称で販売されていたオイシックスの野菜ジュースブランド。従来のパッケージは、ジュースに使われている食材の写真とともに、商品名や食材の名前が英語で並べられた、スタイリッシュなデザインをしていました。
しかし、2023年夏に行われたリニューアルでは看板商品の「Vegeel」が「すごい野菜ジュース」に名称変更。またシリーズ品の「Vegeel for Woman」は「すごいフルーツと野菜」に、「Kajuul」は「すごいフルーツジュース」となり、いずれも「すごい」を冠する日本語の商品名になりました。
スタイリッシュだったパッケージも、毛筆で書いたような日本語の商品名が目をひく、分かりやすいデザインに変わっていました。
このデザイン変更にSNSでは「全く違う商品みたい」「スーパーのチラシデザインに通じるものを感じる」といった反応が聞かれ、「明快で凄く良いと思う」「ニューデザインダサいけど分かりやすい」「ダサくても分かりやすいし野菜ジュース!!!って訴えるものがあるリニューアルを決めたひと素敵」と新デザインを評価する声も多く集まりました。
なぜ、パッケージを大幅に変更したのでしょうか。オイシックス・ラ・大地の広報担当者は1月31日、ねとらぼ編集部の取材に「商品の販売開始から10年がたち、パッケージを時代の変化に合わせていきたいという思いと、以前と比べて色々な層の方が利用されるようになったことから、デザインを変更しました」と事情を説明します。
担当者によると、かつての「Vegeel」はオイシックスの通信販売限定商品でしたが、スーパーなどの小売店に販路を広げたのに合わせ、パッケージを見ただけで商品の内容が分かる、明快なデザインへの変更を目指したといいます。
消費者からは「デザインが分かりやすくなったことで、商品の中身がよく伝わり、手に取りやすくなった」という声が寄せられているとのこと。担当者は「味や中身には自信がある商品なので、これを機に楽しんでもらえたら」とコメントしました。
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