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謎が謎を呼ぶ謎だらけのアパレルショップに行ったら、これからの“服の選び方”が変わる体験をしてしまった(3/5 ページ)

問題、めっっっっっちゃムズい。

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冒頭の謎、解けました?

 そんなこんなで、気になる謎を解いている間にあっという間に過ぎてしまう60分。終盤には売り切れ商品も続出し、レジも込み合っていました。

トキキル 東京ミステリーサーカス
筆者もTシャツを購入

 筆者はスタッフさんに解説してもらいながら、謎解きクリエイター「無策師(@kawaryo0)」さんが謎を制作した、トキキルの代名詞ともいえる問題番号「001」のTシャツを購入。そう、これが冒頭の謎です。もう答えは分かりましたね。どうしても分からない人にヒント。地球は英語で言うと……?

トキキル 東京ミステリーサーカス
筆者が実際に購入したTシャツ。冒頭と同じやつです

 どうでしょう、解けたでしょうか。それでは、答え合わせをしましょう。

 胸元の絵は地球を表しており、地球は4本の経線で区切られている、つまり5つのパーツに区切られています。そこで地球を英語に変換してみると「EARTH」。ちょうど5文字ですね。あとは、地球を1周する飛行機がどこから飛び立っているかを考えて読んでみましょう。飛行機は一番右端、すなわち「H」から出ているので、答えは「HEART」となるわけです。よく思い付くなあ……。

これから服を選ぶとき「謎として紹介できるか」考えちゃいそう

 というわけで、無事取材も終わり、お土産を手にホクホクしながら帰宅しました。リラックスした状態で時間内に解けなかった問題にチャレンジしてみると、急に解けたりするので不思議です。そして、解けるとまた欲しくなってきて、自然と行きたくなってくる……。すごい仕組みだ。

 しかも、手元にある服を見ると、無性にこれを着て誰かに会いたくなってきます。行列とかに並んでいるときとかに、急に「あ、そういえばさ」とか言って友達に問題を出したい……。すました顔で「ヒント欲しかったら言って」とか言いたい……。

 今までは服を選ぶとき、なんとなく漠然と「かっこいいかどうか」「似合うかどうか」を考えて生きてきましたが、トキキルの体験を経て「謎として出題できるかどうか」という新しい基準が自分の中に加わった気がします。もう普通の服を見ても、謎が隠れてるんじゃないかって思っちゃいそう。

 ちなみに、今回会場を案内をしてくれた謎解きクリエイター「常春(@halnanndesu)」さんによると、トキキル誕生の背景には「街の中ですれ違ったとき、実は謎解きになっていたみたいな服があってもいいんじゃないか」という発想があったのだとか。何気ない日常の中に謎が自然に溶け込んでいる――そんな日々を想像すると何だかワクワクしてきますね。

 トキキルは3月2日と3日にさいたまスーパーアリーナで開催される謎解きイベント「TAMAARI SUPER QUEST(TSQ)」に出店するほか、4月6日と7日には新作を追加した表参道での開催を予定しています(詳細は以下)。友達に自分が解けた謎をさりげなく紹介したくなった人は、ぜひ参加してみてください。

トキキルTSQ

  • 日程:2024年3月2日、2024年3月3日
  • 場所:さいたまスーパーアリーナ
  • 入場チケット:1000円
  • コラボ謎解き団体:よだかのレコード、タンブルウィード、タカラッシュ

トキキル LIMITED OMOTESANDO

  • 日程:2024年4月6日、2024年4月7日
  • 場所:表参道 +8 Gallery&Studio
  • 入場チケット:9000円(Tシャツ1枚引換券付き)
  • チケット発売日:2月18日
  • コラボ(敬称略):ダ・ヴィンチ・恐山、こうちゃん、フロクロ、超学生、AT

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