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ANYCOLORの田角CEO、セレン龍月の契約解除めぐり動画公開 にじさんじENのライバーもコメント(1/3 ページ)

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 Vtuberプロジェクト「にじさんじ」を運営するANYCOLORの田角陸CEOは2月13日、海外Vtuberプロジェクト「NIJISANJI EN」のメンバー、「Selen Tatsuki」(セレン 龍月)さんとの契約解除をめぐってコメントを発表しました。

CEOが英語でコメント

 同社は2月5日に、Tatsukiさんによる「度重なる契約違反とSNS上での誤解を招く虚偽の言動」があったとして契約解除を発表。Tatsukiさんは他のライバーからのハラスメントやANYCOLORのマネジメント不備を主張していたといい、海外のファンからは同社への批判が多く見られました。また同社が7日に発表した文書で、Tatsukiさんの契約解除による影響を「軽微(negligible:無視できるほど、取るに足りない)」と記載したことに対しても、ライバーの貢献を過小評価しているなどの批判が寄せられました。


田角CEO(動画から)

 田角CEOはNIJISANJI ENのチャンネルで英語でコメントを発表。多くの人に心配をかけているとして謝罪し、7日の文書は、投資家からの業績への影響についての質問に答えるものだったと説明しました。その中で「negligible」という言葉を使ったのは配慮に欠け、ANYCOLORがライバーの頑張りを評価していないように見えたとして謝罪しました。

軽微(negligible)」と記載された文書

 また契約解除の発表を受けて、ライバーがメンタルヘルスを保てる安全な環境をANYCOLORが提供していないのではないかとの反応があったことに対し、会社の行動がライバーに不安をもたらしたとして、この状況を深刻に受け止めていると田角CEOは謝罪。一時的にSNSから距離を置くライバーもいるかもしれないとし、良好な状態で配信を再開できるよう新しいシステムを導入すると述べました。

 またNIJISANJI ENを十分にサポートしていないのではないかとの声に対しては、スタッフ強化を進めており、2023年に新しいプロジェクトを複数開始したことも説明。最後に、最近の出来事だけでなく、注意するべきだった既存の領域についてもお詫びするとして謝罪しました。

NIJISANJI ENのライバーもコメント

 また田角CEOの動画公開前には、NIJISANJI ENのElira Pendora(エリーラ・ペンドラ)さん、Vox Akuma(ヴォックス・アクマ)さん、Ike Eveland(アイク・イーヴランド)さんが動画でTatsukiさんの契約解除について、ANYCOLORスタッフと法務チームの確認の上でコメントしました。

 Pendoraさんは、Tatsukiさんの弁護士がANYCOLORに送った書類に一部ライバーの個人情報が掲載され、公開される可能性があるとして不安を語り、Akumaさんはこの書類から、Tatsukiさんが同意なしで私的な通話を録音していたことが分かり動揺していると述べました。Evelandさんは、Tatsukiさんは良い友人と思っていたため、書類の内容にショックを受けたと話しています。

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