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オイシックス会長、X(旧Twitter)での不適切発言で辞任 「放射能汚染水」投稿(1/3 ページ)
懲罰委員会で今年度末(2024年3月末)までの停職処分となりましたが、本人から辞任の申し出があったとしています。
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オイシックス・ラ・大地は2月22日、同社の藤田和芳氏が辞任したと発表しました。先日のX(旧Twitter)での不適切発言を受けての決定です
藤田氏は12日にXで「東京電力は、福島原発の放射能汚染水を流し始めた」と投稿し、「風評被害をあおっている」など批判が寄せられていました。同氏はその後投稿を削除し、「汚染水」という表現は風評被害を拡大する恐れがあるため「処理水」に訂正すると投稿していました。
オイシックスは15日、当該の発言について謝罪し、「不必要な不安を煽り、根拠のない風評被害に発展する可能性があるものとして、極めて不適切で容認できるものではない」と述べていました。藤田氏に対して懲罰委員会を開催し、処分について決定する方針も明らかにしていました。
同社が懲罰委員会で審議した結果、藤田氏は今年度末(2024年3月末)までの停職処分に。その結果を受け、本人が責任の重さを判断して辞任を申し出たとのこと。高島宏平社長が辞表を受理し、22日付けで辞任となったとしています。
社長は役員報酬の1割を自主返納
なおこの件を受け、藤田氏への監督責任を明確にするため、高島社長から今年度末までの役員報酬の10%自主返納の申し出があったと同社は報告しています。
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