すぐ横にはアサヒビールの工場が! 茨城の「スーパードライ ミュージアム」はアート鑑賞&超できたてのスーパードライが飲めて最高なんだ
秋葉原から守谷までつくばエクスプレス快速で約32分、駅からは無料送迎バスもあります。
おでかけの季節だ!! おでかけしたい!!!
もうすぐゴールデンウィークも控えているこの時期。じっくりアートを眺めて落ち着いたあと、景色のいいところでビールなんか飲めたら最高ですよね………と思いながら部屋で背中を丸めて毎日パソコンをしていたら、ねとらぼ編集部から「いいところありますよ」との声が。
その名も、アサヒビールの体験型ミュージアム「スーパードライ ミュージアム」!
「スーパードライ ミュージアム」は、アサヒビール茨城工場に併設された体験型ミュージアム。ただ工場が見学できるだけではなく、スーパードライの品質・鮮度向上に向けた取り組みとこれまでの歴史を紹介し、さらに「革新的・都会的・明日への活力」という「スーパードライ」ブランドの世界観を五感で体感できるそうです。
五感で体験できるとはすごい。いつもおいしいビールを飲ませていただいてるだけでありがたいのに……。
ミュージアムツアー 参加予約ページはこちら!
しかも現在スーパードライ ミュージアムでは、さまざまなジャンルのアーティストがスーパードライをテーマに制作した作品を展示する特別展示「スーパードライ アート展」を開催中。展示は7月10日まで行われているので、ゴールデンウィークなどのお出かけにもピッタリです。
普段行かない場所に出かけて、アート作品を鑑賞して、さらに景色のいい場所でおいしいビールを飲める……こりゃ行くっきゃない!!! そしておいしいビールを飲むぞ!!!
というわけでさっそくライターの神田(左)と編集部のウチハラ(右)の2人で、実際に行ってきました。
都内からだと茨城ってちょっと遠いかも? と思いましたが、つくばエクスプレスで秋葉原からミュージアム最寄りの守谷までは快速で約32分、さらに駅からは無料送迎のシャトルバスも出ています。ビールを飲みたくて行くなら、車の運転をせずに公共交通機関で行きやすいアクセスが大事!
ちなみに「スーパードライ ミュージアム」だからといってお酒が飲めない人は楽しめないわけではありません。「スーパードライ アート展」のような展示や見学コースが大迫力で待ち構えているので誰でも楽しめますし、試飲スペースにはノンアルコールドリンクやソフトドリンクも用意されています。
では、さっそく館内へGO!!
入口から圧倒される!
ドアをくぐると「SUPER “DRY”」の大きなオブジェがお出迎え。記念写真用アイテムも用意されています。Xのヘッダーにしたいくらい良い写真ですよね。
そして、1987年の誕生から今までずっと愛されてきたスーパードライの歩みを知ることができる展示ホールも。空間がかっこよすぎる!
こちらは、スーパードライのCMでお馴染みの「アサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓」のサウンドロゴを声真似するとカラオケのように採点してもらえるシステム。本家の「スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓」にどれくらい近づけるのか!? チャレンジしました。
結果は73点でした。もっと練習しないと……。
ちなみにこちらのサウンドロゴ採点システムは2024年に新設したばかりなのだそうです。友達や家族と来て、みんなでこれやったら楽しいだろうな〜。
さまざまなジャンルのアートを楽しめる「スーパードライ アート展」!
もう入口付近だけでこんなに楽しめるのはすごい。しかしアサヒビールミュージアムの楽しさはまだまだ序の口! いよいよ気になっていた特別展示「スーパードライ アート展」をチェックします。
ミュージアム入口付近にラインアップされている「スーパードライ アート展」。思わず見入ってしまう作品でSNSでも注目を集めているアーティストの方々が、それぞれの世界観と作風で「スーパードライ」の魅力を表現しています。さっそく見ていきましょう。
こちらはアルミ缶アート作家の岸波清孝さんによる「タイガー」。スーパードライ缶を30本以上使い、約20日間かけて作られた力作です。スーパードライ缶の銀が光を反射して迫力があってかっこいい……トラの体の模様がアサヒロゴで表現されているほか、キバや耳の模様まで細かく作られていて岸波さんのこだわりを感じます。
私は小学生のときにビールの缶で工作をしたことがありますが、ビール缶って意外と曲げるの難しいし、切って貼り合わせるだけでも一苦労していました。プロの技術の緻密さとデザインのかっこよさは生で見るとより感動します!
日本の天然記念物に指定されている「チャボ」を缶で表現した作品。トサカの色の切り返しにも目が行きますが、何よりすごいのがピンと直立した尾羽の表現。非常に細かく作り込まれており、アサヒ生ビール 黒生の黒と金色を活かして気品あふれる作りになっています。これもすごい……。
このろうそくの燭台も、気品あふれていてすごくかっこよかったです。めちゃくちゃ作りが細かい。実際に火を灯すとどんな感じになるのか気になりました。
あのスーパードライの缶がここまで美しくかっこいいアートになるとは驚きました。缶のデザインが洗練されているからこそ、こうした作品が生まれてきたんだと思います。
ダンボールアート作家の大野萌菜美さんは、スーパードライ缶をダンボールで表現していました。
よく見ると、缶の文字までしっかり再現されているのにびっくり! 長時間じっと細かいところまで見入ってしまうと同時に、「こんなマークや文章が書かれていたんだ」と、自分がこれまでじっくり缶のデザインを見ていなかったということにも気づきました。ダンボールのあたたかい質感を感じつつ、アルミ缶の固い質感も表現されている力作です。
「えっ! 浮き出てる?」 と思わず錯覚してしまうこちらの絵は、色鉛筆画家の宮川峻一さんの作品。スーパードライのアルミ缶の質感や光の加減、そして影まで色鉛筆の塗りで表現されています。絵を描くのが苦手な私からすると「どうして色鉛筆だけでこんな絵になるの?」と不思議でたまりません。
1枚の紙でできている作品なのですが、スマホカメラを通して観ると、まるで缶がそこにあるかのように浮かび上がります。SNSの投稿でこうした立体感のある作品はよく見かけていたのですが、自分で体験するとやはり驚きますね。
そしてこちらは、ミニチュア作家のkirimeccoさんによるミニチュアアート「しん缶せん スーパードライ号」です。生ジョッキ缶の空き缶を、東京→大阪を移動する新幹線の車窓に見立て、旅のお供の駅弁とスーパードライを楽しむ車内の様子をミニチュアで再現しています。
私は新幹線で移動するときは必ず駅弁とビールを買うようにしているので、まさにその光景だ! とうれしくなりました。いつもよりちょっといいビールを買うと移動空間が特別なものになりますよね。
目をこらしてよく見ると、お弁当についてくるカラシの袋までしっかり再現されています。これはニクい仕上がり!
思いのほかじっくり鑑賞した「スーパードライ アート展」。スーパードライのディティールがアーティストの方々それぞれの個性的な作風に落とし込まれていて、飲んで楽しむだけではないスーパードライのさまざまな魅力に気づけました。紹介し切れなかった作品もまだまだたくさん!
入口から入ってすぐ横の場所にあるので通り過ぎてしまう人もいるかもしれませんが、これはぜひ足をとめて見てもらいたいです!
いよいよミュージアムツアーへ!
さて、スーパードライ ミュージアムに来たら、ミュージアムツアーに参加せずには帰れませんよね。所要時間約80分のツアーでは、シアター→ミュージアムツアー→試飲体験とたっぷり楽しむことができます!(要事前申し込み/20歳以上1000円、小学生以上 300円。未就学児無料)
ミュージアムツアー 参加予約ページはこちら!
五感で楽しめるミュージアムとは一体どんなものなんでしょう。全長約1kmという大ボリュームのミュージアムツアー、とっても楽しみ! あと……できたてのスーパードライを飲みたい!
最初はシアターに通され、スーパードライミュージアムとアサヒビールについてのムービーを鑑賞します。そこではアンバサダーの白石麻衣さんからのメッセージも。
映像はもちろん音響設備もすごいので、「アサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓」の音で体が震える体験をしました。こんなの初めて。もう五感のうち視覚・聴覚・触覚はクリアしました。
ツアーでは、原材料の仕込みから製造工程、出荷まで、スーパードライが世の中に出荷されていくまでの様子をクルーの方の解説とともにしっかり学ぶことができます。全部紹介するとこれから来る人の楽しみが薄れちゃうかもなので、気になったところをかいつまんでご紹介します!
入ってすぐ驚くのが、この迫力ある階段です。階段の側面にはスーパードライがずらり! ……実はこれも、ただいっぱいに貼りつけられているのではなく、この工場に関する“ある数字”の本数になっているんだとか(答えはツアーで教えてもらおう!)。こんな感じで、歩くだけでワクワクする仕掛けがたくさんあります。
こちらは「SUPER DRY 318 THE DIVE」。スーパードライのキレのある味に欠かせない「318号酵母」が、ビールの味づくりにどのように関わっているかを解説してくれます。
酵母をイメージした球状のライトが上下に動き、テーマパークの乗り物に乗っているような光と色の演出で、発酵タンクの中の酵母の動きがダイナミックに表現されています。予想外にアーティスティックすぎて「やば」と声に出してしまいました。普通に楽しいって!
順路を進みながら窓の外に目をやると、約150本の巨大な発酵・熟成タンクが立ち並んでいました。いつも飲んでいるビールはこのタンクに入っているんですね。しみじみ。
廊下には窓から見えるタンクの半径を表したラインもありましたが、あまりにでかすぎました。このタンク1本あたりの容量は500キロリットル。350ml缶に換算すると約140万本とのことで、ひとりでは一生かかっても飲めない量だ……。
そしてクルーの方に案内されてやってきたのが、缶にビールを充填する工程を体験できるアトラクション「SUPER DRY GO RIDE」です。いったいどんなものなんでしょう。
「Welcome to GO RIDE」の文字が踊ります。クルーの方のかけ声に合わせてレッツライド!……うわうわうわ、なんかすごいぞ!!
スーパードライの缶になった視点で、工場内のレーンを進んでいき、充填されて出荷されるまでの様子を体験できるこちらのアトラクション。正面と床と左右に映像が投影されていて、本当に没入感がすごかったです。(すごいとしか言えない)
映像に合わせて座席が揺れたり、猛スピードで進む景色に合わせてシューッと風が吹いたりして、ジェットコースターさながら。ちゃんと落下するときにみぞおちあたりがヒュンってなりましたもんね。
これはぜひ体験してほしい! だって自分がビールの缶になることなんて今後ないかもしれないから……。
GO RIDEを体験した後はアサヒビールのサステナビリティの取り組みについての展示を見学。王冠が鉄材になったり、割れたビンがまた新しいビンにリサイクルされたりと環境面の活動が紹介されていました。
「アサヒビール全工場で副産物・再資源化100%達成!」とのパネルがあり、そこまでやってるのすごい! とあらためて驚きました。ビールの余剰酵母で作られた「エビオス錠」、私も飲んでます!
そして、試飲スペースに向かう通路では最新のデジタル映像を体験。床に投影された缶が足に当たると弾けて飛んでいっちゃう! さっき充填される映像を見たのに蹴ってごめんね、という気持ちもなりつつワイワイ楽しめました。
スーパードライの「辛口」「キレ」「うまさ」への取り組みと、アサヒビール社の活動について深く学べるミュージアムツアー。約1kmも歩いたとは思えないほどまったく飽きずにずっと楽しく、そしてどんどん最後のスーパードライ試飲への期待感が加速していく……! このルートを設計した人すごいよ。
お待ちかねの試飲タイム!
そしてお待ちかね、ツアーの最後にたどり着く「SUPER DRY HALL」。ここで工場で作られたできたてのビールを味わうことができます。なんといっても工場の真横、正真正銘の“できたて”ですよ? 一番最高のスーパードライを味わいたいなら、やはりここを訪れないわけにはいけません。
20分間、できたて注ぎたてのスーパードライを2杯まで楽しむことができます。ソフトドリンクも用意されていますよ! これだよこれ〜〜〜〜〜〜〜〜。
それでは失礼して………。
グビグビ……。
うますぎる!!!!!
ツアーで1時間かけておいしさの秘密を紹介してもらうので、なぜおいしいかを私が今更くどくど言うのは野暮なのですが……できたての辛口、そしてプロが丁寧に注いでくれるので泡もきめ細かいし口当たりも良くて最高なんですよね。
編集部のウチハラも駆けつけ一杯でこの表情。おいしいビールって人を幸せにするんだな……。
そしてウチハラは2杯目のサーブ体験にもチャレンジ。飲食店でバイトしていたこともあり、慣れた手つきでサーブしていました。自分で注いで楽しめるのもいいな〜!
私も飲食店でバイトしていたことがありますが、サーバーの前に立つとどっちがビールでどっちが泡が出るレバーか途端にわからなくなって、間違えて泡いっぱいのビールをサーブしてしまったときの苦い経験を思い出しました。でもここではしっかりクルーさんがレクチャーしてくれるので安心!!!!
そして何より、展望台で景色眺めながらビールを飲めるのが最高! アート見て、景色のいいところでビール飲みたい夢が全部叶っちゃった……!
もう至れり尽くせりですね。「ブランドの世界観を五感で体感できる体験型施設」というスーパードライミュージアムのコンセプトを全身で堪能しました。お土産にグラスまでいただいてもう感無量です。
アート好きもビール好きも「スーパードライ ミュージアム」にGO!
アートもビールもとことん楽しめる「スーパードライ ミュージアム」。スーパードライの世界観を感じられるアートや、ミュージアムツアーのダイナミックな映像演出など「正直ビール飲みに来ただけのつもりだったのに、こんなに楽しんでいいの!?」と、アサヒビールのホスピタリティに圧倒されました。
都内から茨城というと遠いようなイメージがありますが、秋葉原から守谷まではつくばエクスプレス快速で約32分ですし、駅からは無料送迎バスもあります。
そして特別展示「スーパードライ アート展」も7月10日まで開催中。春夏のお出かけにとってもおすすめです!
それでは私はスーパードライが飲みたくなってきたのでこのへんで!!
(おわり)
アサヒビール茨城工場 (スーパードライ ミュージアム)
https://www.asahibeer.co.jp/brewery/ibaraki/#BrewerySubTopInfo
TEL:0297-45-7335
住所:〒302-0106 茨城県守谷市緑一丁目1-1
営業時間:9:30〜16:50(ショップ閉店時間:16:40)
ツアー参加料:20歳以上1000円、小学生以上300円、[障がい者料金]20歳以上500円、 小学生以上150円(ツアー参加の場合はネット・電話で要予約)
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提供:アサヒビール株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2024年5月6日