どうやって回ってんの!? 針が空中に浮いているように見える“不思議な時計”が興味深いです。作り方がYouTubeで公開され、「中空時計かっこいい!」「エレガントで天才的」など反響を呼んでいます。
時計の針が浮いている!? その“不思議な仕組み”とは
投稿者は、3Dプリンタや電子工作を活用したDIY動画を公開している海外のYouTubeチャンネル「The Wrench」(@TheWrench)。
今回は、電子工作でよく使われるマイコンボード「Arduino」を使ったアイデア作品として「HOLLW CLOCK(中空時計)」を作っています。
まずは3Dプリンタで歯車の形をした時計の外枠や、短針、土台、回転に使う歯車などのパーツをプリント。長針は外枠の歯車と直接つながった状態でプリントされており、長針の先に短針を重ねてネジで止めることで中空構造を作っています。
また短針の先と外枠の歯車にネオジム磁石を埋め込むことで、歯車の回転に合わせて短針が回る仕組みを構築。次に一定の回転角度で動きを制御できるステッピングモーターをArduinoにつないでプログラミングし、土台にセットします。これで準備完了!
あとはプログラミング通りにモーターが動き、一見するとどうやって回っているのか分からない“不思議な時計”が完成します。オシャレでかっこいい……!
コメント欄では、「本当にすばらしい」「天才の頭脳」「この時計をどうやったら買える?」「プリント用の3Dデータをシェアしてますか?」などの反応が寄せられています。
なお動画の固定コメントによると、この時計の設計者は3Dプリンタでこうした「空洞時計シリーズ」などを制作する日本人のshiura(X/YouTube)さんとのこと。shiuraさんは今回の空洞時計の仕組みを解説した記事を公開しているほか、プログラムも無料で公開しています。
【2024年5月8日追記】本文中で原作者であるshiuraさんについての記述が抜けていたため、追記しました。
画像はYouTubeチャンネル「The Wrench」から引用
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