「東京都に半分食い込むまち」――関越自動車道を走っていると目に飛び込んでくる、やけに思い切った横断幕が話題です。この横断幕、正確には「東京都に半分食い込むまち新座市」と書いてあり、新座市内の関越と市道が交差する陸橋に掲出されています。
まじめに選定されたフレーズが6つ
新座市シティプロモーション課の担当者によると、横断幕が設置されたのは2024年2月13日の「新座の日」。市の魅力を伝え、認知度の向上につなげたいという狙いで設置されました。
野火止2丁目付近の高橋には「埼玉県最南端ここは新座市」(のぼり)と「関越は新座市からが埼玉県」(くだり)が、中原橋には「東京都に半分食い込むまち新座市」(のぼり)と「新座クイズ!これは(ぞうきりんのイラスト)だれ〜だ?」(くだり)が、馬場4丁目付近の宮上橋には「ITC教育日本一!新座市」(のぼり)と「#ぞうきりん 新座市イメージキャラクター」(くだり)と3カ所の上下線あわせて6つのフレーズが掲げられています。
新座市は埼玉県の最南端に位置しており、南を東京都の練馬区と西東京市が隣接。西側も東京都の清瀬市と東久留米市が隣接しているのですが、ちょうど両市にサンドイッチされたようにスキマにはさまった新座市が“食い込んでいる”のが特徴です。こうした形から「東京都に半分食い込むまち」というフレーズが生まれたことが推測されます。ちなみに新座市には練馬区の飛び地「西大泉町」が存在しており、こちらは完全に四方を新座市が取り囲んでいます。
横断幕のサイズは横10メートルほどと大きく、ドライバーからもよく見えます。2023年にPRするためのフレーズを職員を対象に募集し選定されました。数ある中で、「東京都に半分食い込むまち」を選ぶあたり、食い込んでいることを自覚してPRしていこうという、たくましさと思い切りのよさが見えます。なお、掲示される期間は3年間ですので、しばらくは見ることができるようです。
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