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「八幡」という地名、なんて読む? 「八幡」読み方の分布マップをゼンリンが公開、興味深い結果に(1/2 ページ)

はちまん、やはた、やわた……やあど!?

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 全国に分布する「八幡」という地名、読み方が複数あって初見ではなんて読むのか分からない……そんな問題を解決すべく、地図会社のゼンリンが、全国「八幡」地名読み方分布マップを公開しています。「うちの地元はやわた」「地名と神社で読み方が違う」など、反響が集まっています。

八幡は何て読む01 全国「八幡」地名読み方分布マップ

 ゼンリンが公式X(@ZENRIN_officia)アカウントで公開した分布マップによると、「八幡」の読み方は、大きく「はちまん」「やはた」「やわた」の3つに分かれており、ダントツで多かったのは「はちまん」で、「やはた」と「やわた」はほぼ同数でした。

八幡は何て読む02 東北地方は「はちまん」が多い

 地域別で見てみると、東北地方は「はちまん」読みが多く、さらに福島や宮城に地名が集中しているだけでなく、国道4号線(奥州街道)沿いに「八幡」の地名が点在しています。

八幡は何て読む03 中国地方は「やわた」と「やはた」

 中国地方周辺では、「やはた」読みは西国街道(現国道2号線)、「やわた」読みは山陰街道(現国道9号線)沿いに偏っているそうです。九州では「やはた」読みが多く、「やわた」と読むのは1件だったとのことです。

 ちなみに、そのほかの読み方としては、秋田県八郎潟町「八幡沼(はちまぬま) 」、静岡県伊豆市「八幡(はつま)」、三重県名張市「八幡(やばた)」、福島県いわき市「八幡(やあど)」、愛媛県愛南町「八幡野(やたの)」があるそうです。

 地域によって読み方が変わるのはとても興味深いですね! 歴史と日本語と地名の奥深さを感じます。その地名の由来を調べてみるのも楽しそうです。

SNSの反応

 SNSでは「参考になる」「佐世保市八幡町もちゃんと拾われてる…(亀山八幡宮が由来なので『はちまん』である)」「ゼンリンさんのこういう分布図マップ学校の教材に有ったら楽しいだろいなぁと思います。地図や地理に興味が湧くのは私だけでないはず」などのコメントが寄せられています。

 ゼンリンの公式Xアカウントは、ほかにも地図や地名などに関するクイズや豆知識などを投稿しています。

画像はゼンリン公式(@ZENRIN_officia)Xアカウントより引用

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