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KADOKAWAは7月10日、サイバー攻撃に関連して流出した情報について、悪質性の高い情報拡散者への刑事告訴・刑事告発などの法的措置の準備を進めていると明らかにしました。
角川ドワンゴ学園の生徒やクリエイターとの契約書など漏えいの可能性
同社は6月にサイバー攻撃を受け、ニコニコなどのサービスを一時停止に(現在は暫定版を運営)。同社は5日に、角川ドワンゴ学園の生徒や取引のあるクリエイターとの契約書などが漏えいした可能性が高いと認識したとしています。あわせて、同社は流出した個人情報を拡散しないよう呼びかけ、悪質な情報拡散を行う者には、法的措置を講じると伝えていました。
10日の発表によると、同社は匿名掲示板やSNS上での巡回監視、一般からの情報提供に基づいて、流出情報を拡散する投稿の削除申請を行っており、複数の投稿内容の削除を確認しているとのこと。今後も取り組みは継続し、スパムメールなどの迷惑行為についても警察と連携して対処するとしています。悪質性の高い情報拡散者に対しては、証拠保全の上、刑事告訴・刑事告発をはじめ法的措置の準備を進めているとも述べています。
漏えい情報の拡散行為以外にも、関係者への脅迫めいた書き込みも確認しているとし、同社は「これらの行為は絶対におやめください」と呼びかけています。
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