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「復旧作業は続いている」 一部再開する石川県「のとじま水族館」 今後は(2/3 ページ)

「地震当初は断水状態になっていて、できることが限られていた」など復旧で苦労したことも。

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地震後約半年、まだ復旧の途上

 地震により「のとじま水族館」では施設内の水道管や飼育水の給排水管が損傷し、地面の陥没、ひび割れなどもあり、ほとんどの施設が被害に遭っていたといいます。

ペンギンプール復旧 ペンギンプールのアクリルの研磨作業

 「地震当初は断水状態になっていて、できることが限られており、復旧作業にも影響が大きかった。飼育生物の命を守りつつ、復旧作業を進めることは難しく、今も作業は続いている」(加藤さん)

 復旧作業の結果、7月20日から「ジンベエザメ館」「本館」「ウミガメ・ペンギン館」「ペンギンプール」「トンネル水槽」などのコーナーは観覧可能になる予定。一方、ジンベエザメ、カマイルカ、カリフォルニアアシカの展示はまだないそうです。

 現在、飼育設備が整った施設から避難生物の移動や採集などによる補充を行っているとのこと。

 「イルカとアシカについては秋以降に戻ってくる予定。ジンベエザメ(飼育されていた2頭は地震により死亡)については漁業者に収集依頼をする予定だが、入手できるかは分からない」(加藤さん)

 来館する人に向けては、中能登農道橋(ツインブリッジのと)が通行止めであることに加えて、水族館までの道路には片側交互通行や段差があるので車で来る場合は気を付けてほしい、と道路状況について重ねて注意喚起をしました。

「いしかわ動物園」から帰ってきたペンギンたちが水槽で泳いでる 7月4日に避難先の「いしかわ動物園」から帰ってきた8羽のマゼランペンギン
ケージから出てくるフンボルトペンギン 7月5日には「富山市ファミリーパーク」からフンボルトペンギン8羽が

 7月4日には「いしかわ動物園」からマゼランペンギン8羽、5日には「富山市ファミリーパーク」からフンボルトペンギン8羽と、避難先の動物園から生き物たちが帰ってきています。動物たちに会うのが待ち遠しい人、来園で応援したい人なども少なくないと思いますが、事前の経路と道路状況の確認、余裕を持ったスケジュールを忘れないようにしたいですね。

住所:石川県七尾市能登島曲町 15部40

開館時間:9時(7月20日のみ10時)

閉館時間:(3月20日〜11月30日)17時 ※入館は16時30分まで、(12月1日〜3月19日)16時30分 ※入館は16時まで

入場料(特別料金・期間限定):一般(高校生以上)1000円、中学生以下 無料

※特別料金期間中、他の割引、前売券、企業福利厚生等の利用は不可


画像提供:のとじま水族館

(谷町邦子 FacebookX(旧Twitter)

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