北スウェーデンの田舎で暮らす夫妻が、築45年のマイホームのベッドルームを大改造する動画がYouTubeで公開されています。壁から天井、さらに巨大ワードローブ作りまで、本気の“北欧DIY”に驚く声が上がり、2つの動画で合計11万再生を突破しています。
投稿したのは、YouTubeチャンネル「犬とわたしと北欧暮らし Nordic living channel」を運営するなつこさん。大学時代に出会った南スウェーデン出身の夫・ヨハンさんと一緒に北スウェーデンに移住し、現在は元保護犬の愛犬2匹とともに、購入した家での暮らしを発信しています。
勾配天井で真っ暗なベッドルームをDIY
今回改造するのは、シックな色合いの壁紙で重厚感があるメインベッドルーム。今のままでも十分住める状態でしたが、なつこさんが住んでいる地域は冬になると極夜になり、ほとんど太陽を見ることがないこともあって、白くて明るい部屋にしたいと床以外をリフォームすることに。
さらにもう一つ、収納スペースがほとんどない問題を解決するため、大きなワードローブの設置もセルフで行うことに決めました。雪国ならではの勾配天井ということもあり、本場のイケアで販売されているワードローブのフレームだけを購入し、夫妻が自ら組み立てて設置することになりました。
動画は、ドアがワードローブと接触してしまうの防ぐためにドアを枠ごとひっくり返すという、最初から大掛かりな作業からスタートします。
さらに窓、壁、天井を壁紙やペンキでリフォームしていくヨハンさん。DIYに慣れた様子でどんどん進めていく姿が見ている側も楽しく、参考になります。
部屋の異変に気付いて……!?
さまざまな問題が発生したのは、ワードローブ作りから。組み立て途中で、家の床・天井・壁が少しずつ傾いていることが判明したのです。説明書通りに家具を作ってもうまくはまらず、2人で絶望する事態に……。イケアで20万円以上かかったセットだけに、「(設置を)プロにお願いするべきだった」と後悔する場面もありました。
しかし、それでも諦めずいろいろ策を考え続けた2人は、DIYが得意なヨハンさんのお父さんにも知恵を借りつつ、なんとかドアが正しくスライドして止まる形に設置成功。側面に直角を作ったり、フェイクウォールを何度も削ったりと、開始から約6週間におよんだ詳しい作業の様子は動画で確認できます。
ビフォーアフターの違いに驚き
「DIYの醍醐味は問題を解決できた時の達成感」と話すヨハンさん。見事完成して夫婦でハイファイブ(片手のハイタッチ)して喜ぶ様子にほっこりします。
最後のビフォーアフターを見ると、かなり部屋の印象が変わったことに驚かされます。勾配天井に取り付けたハンガーパイプ収納もバッチリで、白い壁と天井で明るく見えるだけでなく、鏡張りのワードローブによって部屋が以前よりも広く感じられます。
印象激変に驚きと称賛の声
コメント欄では「見ている側も達成感です! 素晴らしい!」「素敵な寝室に惚れ惚れ」「解決策を考えながら、困難を乗り越えていくお2人の姿に力をもらいました」など感動した人の声が上がりました。また、「ヨハンさんの職人技も凄いですが相談されて的確に答えてくれたお父さん、スウェーデンのDIY文化の深さを感じました」といった声も寄せられています。
YouTubeチャンネル「犬とわたしと北欧暮らし Nordic living channel」とInstagram(@nordiclivingchannel)では、リアルな北欧暮らしを発信中。DIY動画も人気で、約1年前に家の外壁をセルフで全て塗り替えたときの様子も公開されています。
動画提供:YouTubeチャンネル「犬とわたしと北欧暮らし Nordic living channel」さん
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