advertisement
まるで胴体が透けているようなブロンズ像が、二度見不可避な不思議さです。作品を手がけたのはフランスを拠点に彫刻家として活動するブルーノ・カタラーノさんです。
上半身が宙に浮いてるみたい?
胴体が透けているようなブロンズ像
ブルーノさんが手がけるブロンズ像は、胴体の一部が大きく欠けていることで、まるで体が透けているように見えます。さらに、ほぼ真っ二つに分かれている胴体の上の部分が宙に浮いているように見えることで、「魔法のよう」「あらゆる角度から見たい」といった声が寄せられ、多くの人を魅了しているようです。
ブルーノさんの作品は、胴体の欠けた部分と背景が重なることで一つの作品になっているようにも見えます。また、浮いているように見える胴体の上の部分は手に持っているカバンによって固定され脚の部分につながっているようです。しかしながら見る人にとっては一瞬目を疑ってしまうような光景となっています。
モロッコで生まれ、幼少の頃にフランスで暮らすこととなったブルーノさんは30歳を過ぎたあたりから彫刻に目覚めたそうです。そんな中で2004年に鋳造中に流し込んだ金属素材が十分に行き渡らなかったせいか、作品に裂け目ができてしまったとのこと。それからというもの、胴体の一部が欠けている作品を手がけるようになったそうです。
ブルーノさんの作品は公式サイト「Galeries Bartoux」とInstagramで見られます。脳に刺激が欲しい人にはぴったりかもしれません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.