築約140年の倉庫を片付けていたら、明治時代の木箱が……? その中身を公開した動画がYouTubeチャンネルに投稿され、再生数は3万回を突破しています。
築150年以上の古民家
投稿したのは、古民家のリノベーションや田舎暮らしの様子を発信しているYouTubeチャンネル「KENZDIY KYOTO」さんです。投稿者さんは脱サラして移住するため、京都にある元茅葺屋根の古民家を購入。
古民家の築年数は不詳ですが、少なくとも150年以上は経っているといいます。今回は、そんな古民家に備わっていた築約140年の古い倉庫の中を片付けていく様子を公開。そこには、何やら気になる木箱があったそうで……?
倉庫を片付けていく
以前からだいぶ片付けていたそうですが、倉庫の中にはまだ手付かずの桶や樽たちが。すでに底が抜けている桶もあり、いかに歴史ある物たちが収納されていたことがうかがえます。ネズミやケガに気を付けながら、投稿者さんの妻も参加して使えるものと使えないものを整理していくことにしました。
謎の木箱が……
物が片付いてくと、投稿者さんがずっと気になっていたという怪しげな木箱を取り出すことができました。こちらも傷だらけで周りはボロボロですが、側面には消えかけの文字と絵のようなものが描かれており、投稿者さんのワクワクした気持ちが募ります。
明治時代のアイテムが続々
さっそく妻と一緒にフタを開けてみると……。「有田みかん」と書かれた板の下に、さらに箱が入っていました。箱には「明治30年 吸物椀二十人前 三月吉日新調」や「明治32年」などと達筆で書かれており、たしかに多くのお椀が入っています。そして下の段には、大量のお盆も入っていました。どちらもまだまだ使えそうな代物です。
明治32年だとすると、西暦に直せば1899年。125年も前の物が残っているというのは、なんだか感慨深い気持ちになります。また倉庫にあった趣のある引き出しからは、明治時代の新聞が出て来たり、別の小さめな木箱には釘や戸車などさまざまな道具が入っていました。投稿者さんによると、明治時代の物が出てきたのは初めてとのこと。こうして時代を感じる物が発見できるのも、古民家に住む魅力かもしれませんね。
貴重なお宝に反響
動画には「面白いものが沢山出てきましたね」「お宝がいっぱい」「たいへん貴重な漆器」といった反響や、「昔は結婚式葬式法事家で親戚組内の人たちが料理を作ってやったものですね」「四角いトタン内張りの什器が入っていた箱は茶箱と言って、お茶屋さんでお茶を保管する箱です」「時代物の小物は古物商が有料で引き取ってくれる場合があります」などの声も上がっていました。
他にも倉庫などから見つかったタンスや箱を開封する動画や、リノベーションの様子、ほっこりする田舎暮らしをもっとのぞいてみたい人は、YouTubeチャンネル「KENZDIY KYOTO」に遊びにいってみるとよさそうです。
画像提供:YouTubeチャンネル「KENZDIY KYOTO」さん
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