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外国人観光客が「?」と頭をひねりやすい日本の硬貨とは……? 言われてみれば“なるほど”と思う投稿がX(Twitter)で話題になっています。
5円硬貨だけ金額が漢数字表記
投稿したのは、全国通訳案内士など語学系の資格を多く取得している「ラテン語さん」(@latina_sama)。「外国人観光客から今まで受けた質問で、意外に多かったもの」を写真付きで紹介しています。
それは、5円硬貨について「これは何円?」という質問です。普段から5円硬貨を使っている私たちにはすぐにピンとはきませんが、写真の5円硬貨の表裏をよく見ると、「五円」という漢数字表記しかなく、世界中で通用するアラビア数字がありません。
ちなみに、5円以外の500円、100円、50円、10円、1円のそれぞれの硬貨には全てアラビア数字で金額が表記されています(参考:造幣局)。
意外と気が付きにくい事実が浮かび上がった投稿に、リプライ欄などでは「全く気が付かなかった」「確かにアラビア数字ないww」「漢字しか書かれてないから悩むだろうな」「すごく納得いった」といった声が上がっています。
なぜ漢数字のみ?
5円硬貨が現行デザインになったのは1959年のこと。ねとらぼ編集部が以前、漢数字のみである理由を財務省理財局広報課に聞いたところ、「『五』はあくまでデザインの一部であって、なぜ漢数字なのかこれといった理由は特にありません。他の硬貨にアラビア数字・漢数字が併記されているのも同じです。当時どういった判断で『五』を用いたデザインに決まったのかも分かりません」という回答が得られています(関連記事)。
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