ある魚のフィギュアがカプセルトイとは思えない完成度の高さで、「見れば見るほどすごい」と注目を集めています。魚に詳しい人ほど深くうなずくヤツだ……!
魚フィギュアの側線鱗まで数えたユーザー現る
注目を集めるきっかけになったのは、日光(栃木県)にある自然豊かな観光スポット・奥日光の情報を発信するグループ「奥日光情報発信隊」のメンバーで、釣り師のおきひと(@oki2418)さんの投稿。「このガチャガチャ見れば見るほどすごい」と添えて、あるカプセルトイを紹介しました。
写真には、カプセルトイメーカー・いきもんから「ネイチャーテクニカラー 日本の清流 増補特装版」シリーズとして販売されている「ヤマメ」のフィギュアが写されています。
その造形をじっくり観察したおきひとさんは、「ヤマメの背鰭約14軟条、腹鰭約10軟条、尻鰭約13軟条、胸鰭約14軟条の再現、更には側線鱗数約130枚に対しフィギュアには約135枚。(私調べ)完全再現と言っても過言ではない」と反応しています。
そのクオリティーの高さに「監修、制作者、企画者の並々ならぬ熱量が伝わる」と絶賛。ちなみに鱗を数えるときは、iPhoneのカメラの接写を使って数えたそうです。フィギュアもすごいけれど、調べ方もすごい。
高すぎる再現度に「欲しくなってきた」の声
Xでは「子供の時釣ってたからわかる。感動するほどそのまま固めたようなフィギュアだ」「漠然と出来が良いと思い買いましたが、解剖学的にも正しいってスゴいですねぇ…」と驚く声が上がり、「鱗数え上げたの凄すぎます 欲しくなって来ましたw」「こういうの気づかないので発信してくれる人ありがとう」なんて声も寄せられています。
またいきもんの代表および上記カプセルトイの企画総指揮を務める佐藤純也さんからも「ありがとうございます!!原型師さんの精度が正確に伝わって本当に嬉しいです!!!」との反応が。緻密に作られたフィギュアはこんな楽しみ方もあるのかと改めて感じるポストでした!
9月24日より順次販売開始した「ネイチャーテクニカラー 日本の清流 増補特装版」のラインアップは、「アユ」「ヤマトイワナ」「ヤマメ」「オイカワ(婚姻色)」「カジカ」「アカメ」の全6種類。価格は1回500円です。
画像提供:おきひと(@oki2418)さん
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