光を使ったユニークなからくり装置がX(Twitter)で注目を集め、180万回以上も閲覧されています。
プロジェクションマッピングを用いたユニークなからくり装置
動画を投稿したのは、さまざまな体験型展示を制作しているXユーザーのpook/ほんだ(@pook_ym)さん。これまでにも不用品を使った「喋りだすモノたち」や「気球ライト」など数々の作品動画を投稿してきました。
「転がして始める“まる”の旅」として投稿された動画では、レールや箱、ケーブルなどを使った新感覚の装置を実演しています。作品名は「まるジャーニー」。まずは黄色のボール“まる”を転がすところからスタートします。
“まる”はレールをつたい、穴から箱の中に入ります。箱の中は見えない……と思いきや、“まる”の動きが光となって映し出されます。丸い光は箱から飛び出し、壁をつたって上へ上へ。チューブの中に入りました。
チューブの中を通る“まる”は細長い形に変化。チューブを出るとまた球状の光に戻り、箱の上にポンと落ちました。次に人の形に変化して箱の上をゆっくりと歩き出します。意外な展開が続くのでワクワク!
光のボールは大きくなったり細くなったり形と大きさを変えながら、今度は鳥になって空間を羽ばたきます。そして、鳥は猛スピードでダクトに吸い込まれレールを転げ落ちます。床に転がったボールは真っすぐ手前に転がり、お皿型のゴールでピタッと止まります。無事に旅は終了です。
実演動画に多くの反響
このなんとも珍しい新感覚の装置の実演動画には「センスステキすぎた」「新手のピタゴラスイッチ?」「すごすぎる」「ずっと目で追っちゃった」「凄いし音がクセになる」などさまざまなコメントが寄せられています。
作者が語る背景
pook/ほんださんはこの作品を制作した背景に、これまで体験型展示を制作してきた「ひとり旅の道のり」のような経験があると語ります。
「体験型展示の制作者として機材やツールなどの手法からもらってきたヒントは多く、手法からアイデアを着想することもあれば、実現したい作品のために新たな手法を身につけることもありました。まるでひとり旅の道のりで、仲間や道具を集めているような感覚です」(pook/ほんださん)
そんな、寄り道をしながら進んできたものづくりの旅を思い描きながら、さまざまな仕掛けを巡る“まる”の旅を作ったといいます。
「『いってらっしゃーい!』と言いながら玉を転がし、ゴールに到着した玉を拍手で迎えてくれる体験者に勇気をもらいながら制作を続けています」(pook/ほんださん)
動画提供:pook/ほんだ(@pook_ym)さん
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