1週間続けたらこうなった――1日5分の“ながら運動”アプリ 「デイリーワークアウト」:やせる(?)アプリ、試します
エクササイズ、筋トレなんて面倒、時間も気力も無い。だがアプリを活用すればラクに運動ができるかも? 一週間ごとに人気、話題のアプリを使ってみることに。結果やいかに?
筋トレほど嫌いなものは無い。そりゃあ引き締まったボディには憧れる。健康にも良いだろう。モテる(仮)。だがうんざりだ。やる気がまったく湧かない。
しかしスマホにはヘルスケアやフィットネス、エクササイズのアプリがたくさんある。キャリアやアップルのようなメーカーも関連サービスを始めている。それなら私のような「意識が低い」人間でも続けられるトレーニングがあるかもしれない……そんなアプリをしばらく探してみることにした。
毎日5分、テレビを見ながらでもOKのアプリ
いきなりで、かつ気持ち悪くて恐縮だが、この左の画像は筆者のトレーニング前の腹。腕を万歳した状態で撮影しているので、腹が少し引っ込んだが、実際は腹が出ている。そして右の画像が、一週間後の最終日の腹。目に見えて変わっているのが分かる。あばらの下あたりの変化が激しい。
この1週間で試したのは、iOSアプリ「デイリーワークアウト」の無料版。AppStoreで「ワークアウト」と検索すれば真っ先に出てくる。レビューも多く、評価も高めだ。
良い点
- 5分から行える
- 気になる個所だけ鍛えられる
- 見ながら、聴きながらできる
気になる点
- トレーニング間の休憩時間が短過ぎる
- トレーニング終了後の広告が邪魔
使ってみて感じた最大のメリットはエクササイズが「5分から」「ラクに」「ながら見しながら」できる点。テレビを見ながら、音楽を聴きながら、朝起きたとき、あるいは風呂に入る前に、ちょっとやればいい。
使い方だが、まず「腹部」「腕」「全身」など、鍛えたい身体の部分を選ぶ。そして時間を「5分」「8分」「10分」から決める(「全身」は10分、20分、30分)。それぞれトレーニングが10〜20セットあり、1セット30〜90秒。終えると消費カロリーが表示される。
無料版なので一部トレーニングに制限があるが、日頃運動をしていない人には十分だ。もっともトレーニング慣れしている人には物足りないかもしれないが、そんな人は他の記事を読んでほしい(ごめん)。
トレーニングが始まると、各ワークに3秒の間があり、そこでトレーニングの内容を動画で確認する。トレーニング中は動画が流れつつカウントダウンが行われ、終了のタイミングで「ピンポーン」と鳴る。これを繰り返す。
はっきり言って運動をまったくしていない筆者のような人は30分のトレーニングでボロボロになり、嫌になる(1回試した)。だが「腕」と「脚」+「5分」の設定はオススメだ。始める前は「5分でも長い」と感じたし、例えば「腹部」のトレーニングだと5分で息もゼーゼー、翌朝には早くも筋肉痛になる。
しかし「腕」と「脚」のトレーニングは、筆者には比較的ラクで、風呂に入る前にテレビを見ながらできるトレーニングもあり、嫌になることなく終えられる。
またトレーニングのカウントダウンは一時停止も可能なので、休みながらでもOK。嫌いなトレーニングは飛ばしたって良い(いや良くはないのだろうけど)。
この一週間で「8分」「10分」「20分」、さらに「5分」のトレーニングを連続で3回繰り返す、といったことも行ったが、鍛える部分にもよるが5〜8分で身体が熱くなり、10分以上で汗をかく。
困るのは各トレーニング間隔が3秒しか無い点。動画を確認する前にカウントダウンが始まってしまう。またiPhoneの画面をいちいち確認するのが最初は面倒だ。ただ内容を覚えればこれらはそう気にならない。それと広告が邪魔だが無料版なのでこれは納得しよう。
また筆者は集合住宅で、部屋も狭いため、他の部屋に振動や音が響きやすいトレーニングは自粛した。筆者のように太り、動きにキレが無いと、ドスドス、ドシンとかなり音がするので注意だ。腕のトレーニングなどでダンベルが必要な場合もあるが、これはペットボトルや重めの物で代用できる。
1週間続けた結果、効果はあったと感じる。身体を触ってみると腕の「力こぶ」がほんの少しできたし、「あばら」が少し見えるようになった。腹も少し引っ込み、ベルトを締める穴も1つ減った。アゴもほんの少したるみが減った(気がする)。そして身体の各所、とくに腕と腹に軽い筋肉痛が残っている。
「5分」のトレーニングならこれからも続けたい、と感じるアプリだった(が、次回はまた別のアプリを使う)。
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