1日1食を日清医療食品「食宅便」にしてみたら? 減量成功!:身体を張って検証しました(1/2 ページ)
栄養が管理された健康に良い食事を届けてもらう「食事配達サービス」を試す第2週。前週はあえなく体重は増えてしまうという、微妙な結果になってしまったが、今度は上手くいったようだ。
健康に気を使った食事の宅配サービスでダイエットは可能か? を検証する本連載。
前回の「セブンミール」では毎日宅配されて、良い部分もあったがプレッシャーにもなった。では一度に食事を送ってくれるサービスはないのか? もちろんある。それが日清医療食品の「食宅便」だ。テレビCMも流れていて知名度も高い。冷凍のお弁当型で届き、受け取りがラクだ。しかし前回は量が少ないゆえに、つい余計なものを口にしてしまった。それを防ぐため無理なく1日1食に。その結果をご覧あれ。
筆者のスペック紹介!
身長168センチ、体重82キロ。2014年現在32歳。普段運動、スポーツはまったくしないが、ハイキングやウォーキングといった「歩き」は好き(走るのは嫌い)。乱れた食生活と、遺伝の影響もあって30歳で糖尿病と診断され、何度もダイエットに挑んでいる。これまで最も長続きしたのは糖質制限で一時70キロ以下まで減量したが、1年が限界だった。
一度に届く「食宅便」は便利な冷凍健康食
今回の「食宅便」は日清医療食品のサービス。Webサイトによれば同社は全国約5200の医療・福祉・保育施設へ食事サービスを提供しているという。テレビCMでも有名だし、「約8000人の管理栄養士・栄養士」のノウハウが詰まっている、というから宣伝文句だけで安心したくなる。が、痩せるかどうかは別だ。
Webサイトにはいくつかのコースがあるが、ダイエット視点というわけで、注文したのは「ケアシリーズ」という、塩分やタンパク質、カロリーがケアされた冷凍のセットの中から「カロリーケア1200」5食分を選んだ。
食卓便 カロリーケア1200 「ご飯付き5食A」の概要は以下の通り。
- 5食で3890円(税込)
- カロリーは1食400kcal
- クロネコヤマトで5食分を一度に配達
- 冷凍で賞味期限は1年
- 水曜日までに注文、翌週から届く
支払いはクレジットカードを選択。他に代引きや口座振替があり、配達日は筆者は月曜日午前着としたが、注文から4〜7日後で選ぶことができる。配達は近所のクロネコヤマトが担当していた。「ご飯付き5食」のコースにはA〜Dの4種類の食事があり、内容はネット上で確認できる。今回はスープカレーが含まれている、というのが興味があったので「A」を選んだ。
料金は5食で3890円(税込、送料含む)なので、1食778円。カロリーケア1200の場合、1食あたりの目安はご飯を含めて400kcalとのこと。単に1食の料金で比べればセブンミールより安い。
また、このコースではよりカロリーがある「カロリーケア1600」もある。
筆者が頼んだコースは「ご飯の量が少なく、おかずが多い」サービスだ。ご飯はうるち米を使い100グラム。セブンミールでは150グラムで、パンや玄米入り、わかめご飯のときもあったが、食宅便は5食とも白米。
ただおかずがいろいろあり、もちろん1品ずつでは量が少ないのだが、ゆっくり食べていると、セブンミールよりも食べた気になる。
また今回は1日3食中1食だけを食宅便としたので、我慢をあまりしなくてよい。これが毎食だったらもたないが、朝食や昼食をこの食事だけにすると無理なく過ごせるのだ。
気になるお味は……
一方で、味付けは濃いと感じた。これは前回のセブンミールが薄味だったせいもあるかもしれない。セブンミールは薄味でも美味しく「本当に薄味なの?」と思うこともあったが、食宅便は比較的濃くて、ご飯をもっと増やしたくなることがあった。
もっとも健康食=味が薄い、「だから嫌」とこの手のサービスを避けてきた人には、食宅便の味はオススメだ。
またセブンミールと食宅便で試してみたが、「おかずだけ」で良いなと思う。普段は野菜を食べないこともあるので、こういう食事なら自然といろんな食材を食べられる。
だがご飯は、玄米や麦飯にして炊くとか、自分でも簡単に工夫ができるから「白米」だけだと「自分で玄米を炊きたい」と思う。
その点では、この食宅便「カロリーケア1200」ではご飯の付かない「おかず7食」を選択することもできるので、実際に利用し続ける場合は、筆者はそちらを選び、自分で炊いたご飯と組み合わせるだろう。
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