新たに明らかにされた「Apple Watch」の主な機能:詳細な追加情報公開!(1/2 ページ)
Appleが、11月27日頃に「Apple Watch」に関する情報ページを更新し、Apple Watchの主要な機能の解説が、これまでより詳細なものになっています。これを見ると、Apple Watchの新たな機能をいくつか知ることができます。
AppleのWebサイトで、Apple Watchに関する情報が更新されています。先週、Apple Watch向けのアプリケーションが開発できる「Watch Kit」がリリースされ、そこで開示された情報からApple Watchでできることをあれこれ考察しましたが、今週はApple Watchの具体的な機能解説ページの内容が追加されました。まだ米国向けの英語のページしかありませんが、このページの情報から、Apple Watchの機能をひも解いてみましょう。今回追加されたのは、スマートウオッチとしての基本機能、コミュニケーション機能、それにヘルスケア&フィットネス機能の3つです。それぞれ順に見ていきます。
AppleのWebページで、Apple Watchに関する情報が一部更新されています。赤枠で囲ったTimekeeping、New Ways to Connect、Health & Fitnessの3つがそれで、それぞれApple Watchの機能をこれまでよりかなり深く解説しています(画像はAppleのWebサイトから)
スマートウオッチとしての基本機能
時計の文字盤
時計の文字盤の変更機能は、発表当初から存在が確認されていましたが、かなり多彩なデザインが用意されているようです。新しく公開されたページには「traditional to playful to artful to educational」(伝統的なものから遊び心あふれるもの、芸術的なもの、教育的なものまで)と記載されています。
詳しくはAppleのWebサイトを見ていただくのが一番分かりやすいですが、例として以下の9種類が挙げられています。
- Chronograph(クロノグラフ):複数の針が描かれた、ストップウォッチ機能などが付いた文字盤
- Color(カラー):白ではなくさまざまな色が選べるシンプルな文字盤
- Modular(モジュラー):時刻だけでなく日没時刻や月齢、アラームの時刻などを機能的に表示
- Utility(ユーティリティ):文字盤に加えて、直近のスケジュールや世界時計など3つの要素を配置
- Mickey Mouse(ミッキーマウス):ミッキーマウスの右手と左手が長針と短針になるほか、時刻に合わせてミッキーが動く
- Simple(シンプル):必要最小限の日付の数字と時計の針だけ表示
- Motion(モーション):腕を上げるとチョウが羽ばたいたり、クラゲが漂ったり、花が咲いたりする動きが楽しめる
- Solar(ソーラー):現在地の時刻をベースに、太陽の位置を図示
- Astronomy(アストロノミー):デジタルクラウンを回して太陽系の惑星や月の満ち欠けを動かして楽しめる
毎日気分で変えてもすべてを見るのにはかなりの時間を要しそうです。
さらに文字盤の表示は細かくカスタマイズできるようで、分刻みの線だけにするのか、5分ごとの太い線を表示するのか、数字を表示するのか、何色で表示するのか、といった細かな変更が可能になっています。腕を見たときに、自分が最も見やすいデザインが選べるわけです。
情報表示
文字盤がカスタマイズできるのはもちろんですが、スマートウオッチらしくさまざまな情報を表示することも可能です。機能として挙げられているのは10種類。
- Alarm(アラーム):アラーム時刻
- Moon Phase(月齢):月の満ち欠けの状態
- Timer(タイマー):カウントダウンタイマー
- Calendar(カレンダー):日付とスケジュール
- Stocks(株価):指定した1銘柄の株価
- Weather(天気):指定した場所の気温
- Activity(アクティビティ):活動量のグラフ
- Stopwatch(ストップウオッチ):ストップウオッチ
- World Clock(世界時計):指定した任意の都市の時刻
- Sunrise/Sunset(日出/日没):日の出の時間、日の入りの時間
メインの時刻表示に加えて、文字盤のさまざまな位置にこうした情報を追加的に表示できるようです。
自動時刻合わせ
Apple Watchは、常にiPhoneと連係して動作するため、定期的にiPhoneの時計と同期して、時刻の補正をします。iPhoneの時計は、携帯電話の基地局などから正確な時刻を取得して補正されているので、これと同期すれば時刻のズレはほぼなくなるというわけです。夏時間(サマータイム)がある地域では、自動的に夏時間に合わせてくれますし、海外旅行などに行ったときにも、iPhoneの時刻が現地の時刻に自動補正されると、それに合わせてApple Watchも現時の時間に自動的に切り替わります。
ストップウォッチ、タイマー、アラーム、世界時計
例えば腕時計には当たり前のように付いているストップウォッチ機能は、Apple Watchでは3種の表示方法があります。アナログ表示、デジタル表示と、それらの両方を組み合わせたハイブリッド表示です。ラップタイムの平均値をリアルタイムで画面上に表示するような機能も用意しています。
またタイマー、アラーム、世界時計機能も画面が公開されています。
カレンダー、マップ、リマインダー、Passbookなどとの連携
iPhoneとの連携が前提のApple Watchは、iPhoneのカレンダー、マップ、リマインダーアプリとも緊密に連携します。カレンダーに登録されたスケジュール情報は適宜Apple Watch側に通知され、画面を右にスワイプすると1日のスケジュールも確認できるようです。そのほかにも、天気や株価、現在地の地図、次の目的地への地図なども表示されます。
Android Wearにもある機能ですが、スケジュールを先読みして、次のミーティングの場所へ出発すべき時間に通知を表示したり、ターンバイターン方式でナビを行ったりもできるようです。
PassbookのデータはApple Watch側でも確認できるので、例えば飛行機に乗るときにiPhoneを出さなくても、Apple Watchで搭乗手続きができてしまうかもしれません。
カメラ、音楽、iTunes連携
iPhone上のカメラをコントロールする機能もあります。遠隔からシャッターが切れるのはもちろん、ファイダーにもなるので、構図を確認しながら手元でシャッターが切れます。iPhone内の写真をApple Watchから閲覧することもできるようです。
音楽の再生機能は、iPhone側に保存した音楽の再生や曲送り/曲戻しなどができるほか、Apple Watch単体でも音楽データを内部のストレージに保存して再生する機能があるようです。Apple TVやiTunesの操作機能もあるので、iOS用の「Remote」アプリのように、Apple TVをApple Watchで操作したり、Mac上のiTunesの操作をしたりもできます。
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